要請番号(JL16623A09)
募集終了
4代目
| ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
ジョージ B ハリス小学校
3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
パラオにある17の公立小学校(別に私立小学校2つ)の一つ。児童数は1~8年生(6~14歳/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)まで約270名、教職員数37名の大規模校。パラオでは2番目に規模の大きな小学校である。新年度は7月開始の4学期制。主要5科目(英語、算数・数学、理科、社会、パラオ語)のほか、体育の授業がある。パラオの公立小学校では、学級担任が全主要科目を教える場合が多い。また、全校で給食が提供されるとともに、スクールバスが運行されている。2001年以降延べ7名の小学校教育隊員が派遣され、2022年10月からは2022年度2次隊小学校教育隊員が活動中。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオでは、幼少期に数に触れる機会が少ない環境に置かれがちなこともあってか数の概念が身についていない児童が多く、理数科の学力が低い。また、パラオ国内には教員養成校が存在せず、教員免許制度も有していないため、教員間の指導力の差が非常に大きい。このような中、教育省は児童・生徒の基礎計算力の向上を課題とし、小学校算数教育の改善に力を入れている。同校においても算数・数学における教員の指導能力の向上と児童の学力向上は重要な課題であり、隊員による現場に根差した長期の支援が求められていることから本後任要請に至った。活動中隊員は、4・5年生の算数を学級担任とともに担当し、教材の開発・提案、授業への助言を行っている。高学年の算数・数学指導には低学年からの積み上げが必要であることから、全学年の系統だった指導が求められている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
同僚教員と共に、以下の活動を行う予定。担当学年や各学年への関り方については、赴任後協議の上、決定する。
1.同僚教員に対し、算数の授業計画及び学習者主体の授業について、指導・助言を行う。
2.同僚教員の行う算数の授業をサポート(チーム・ティーチング)し、授業の振り返りを行い、授業改善に協力する。
3.同僚教員とともに児童の算数への興味を引き出しつつ効果的な授業を行うための教材開発を行う。
この他、算数・数学教育分野でパラオで活動する他隊員との間で課題や成功事例を共有し、教育省への提言等を行う可能性があります。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、プロジェクター、コピー機等。なお、パラオでは2011年以降、シンガポール式算数が導入されている。歴代の隊員が開発した「マスヒーロードリル」(計算ドリル)を活用可能。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 校長(男性 50代)、教頭(男性 40代)、一般教員22名(経験1~25年程度 高卒~修士)、体育教員2名、特別教育教員2名等合計37名
主な活動対象者: 4~6年生担任の一般教員、児童
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(中学校又は高等学校教諭(数学))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく助言が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は、配属先が手配する家庭でのホームステイとなる可能性があります。
現地語学訓練ではパラオ語を学習します(ただし活動は英語で実施します)。





