要請番号(JL16625A01)
募集終了


・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国務省
2)配属機関名(日本語)
ガラスマオ州政府
3)任地( ガラスマオ州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、バベルダオブ島北西部に位置する人口240名程度の小さな州の州政府。州内には観光名所となっているガラスマオの滝を有している。財務部、観光部、公共事業部、公衆衛生部、公有地局等の部局の他、各種プログラム、首長評議会から成り、地域住民の生計向上、生活改善、健康・福祉の増進等に係る様々な事業を実施している。年間予算は7千7百万円程度で職員数は約40名。これまでJICA海外協力隊の受入実績は無いが、2021年以降、2代に渡って同州唯一の小学校にて小学校教育隊員が活動しており、地域住民の協力隊事業への認知度は高い。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、地域住民の食生活改善と健康増進のため小規模な家庭菜園(テーブルガーデン)を利用した野菜栽培の普及事業に取り組んでいるが、事業の運営管理や調整ができる人材の不足から十分な普及ができていない。また、地域の若者を巻き込んだ地域活性化事業や、高齢者の持つ伝統的な技術や知恵を若者世代に受け継いでいくための事業の実施が必要と考えているものの、その企画や実施を担える人材が不足しているのが実情。こうした事業の運営管理や、地域住民を巻き込んだ新事業の発案と実行を支援するための隊員派遣が期待されており、要請に至った。なお、同州には、高齢男性、高齢女性、若年男性、若年女性のそれぞれの地域グループがあり、そうしたグループとの協力を通じた地域活性化も期待できる。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先同僚らと協働しながら、地域住民の生活環境の向上や地域活性化に向けた活動を支援する。配属先との協議や現地の状況、優先度や隊員の得意分野等に応じて様々な活動を提案し、取り組める可能性がある。
1.家庭菜園の普及振興事業の関係者との協働を通じて適切な事業運営/改善を支援し、家庭菜園の普及と定着を進める。
2.地域の若者のおかれた状況やニーズを調査・把握し、若者を巻き込んだ地域活性化のアイデアを提案する。
3.住民同士の活発な交流や地域活動への積極的な参加により、地域住民にとってより暮らしやすい環境となることを支援する。例えば、高齢者が持つ伝統的な技術や知恵の継承が行われるよう、地域の高齢者と若者世代の交流の振興にかかるアイデアの提案などが考えられる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
プリンター、コピー機等州政府内の事務機器。州政府建物の中ではWiFi利用可。
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚:
州知事(女性 40代)、育苗部門の長(男性 50代)、スタッフ(男性 公共事業担当として20年以上の経歴)
・活動対象者:
上記同僚、地域NGOの構成メンバーを中心とした地域住民
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:配属先の意向
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・地域社会を対象とする活動の経験
・グループ活動や組織運営の経験
[参考情報]:
・家庭菜園への関心や知識、経験があると良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は配属先が手配するホームステイとなる。
活動は英語で実施するが、現地語学訓練にてパラオ語を学ぶ。
村落部の小さなコミュニティで生活し、地域の人々との濃密なコミュニケーションをとりながらの活動となる。