要請番号(JL16625A10)



3代目
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
公共基盤・産業省
2)配属機関名(日本語)
公共事業局道路設備課
3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、国内の道路、道路付属施設及び橋梁の保守管理の責任機関。主に道路・橋梁の維持管理計画の策定とそれに基づく整備・補修を通して道路の安全確保に努めている。年間予算約1億円。管理対象道路は、パラオ最大の島であるバベルダオブ島を一周するコンパクトロードと呼ばれる道路と、最大都市コロールを縦断する幹線道路である。一方、管理対象橋梁はコロール島とバベルダオブ島を結ぶ日本パラオ友好橋の他、マラカル島を結ぶミナトバシ、アラカベサン島を結ぶミューンズコーズウェイ等である。2007年に日本の無償資金協力で幹線道路の改修事業が行われた他、2018年からはシニア海外協力隊(道路)が順次派遣され、活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
国内の主要道路は全線舗装されているが、十分な改修が行われておらず、老朽化による損傷が顕著となっている。また、1986年竣工のミナトバシ(桁橋)は、パラオ唯一の港湾に通じる橋であり、2006年に補強されているものの大型車両の増加により老朽化が進んだため、今後JICA無償資金協力事業により架け替えが為されることとなった(2027年4月完成予定)。道路・橋梁ともに、万が一通行不可となった場合、う回路となるような道路・橋梁は無いため、国民の生活に与える影響は非常に大きなものとなる。一方、適切な保守・維持管理の専門的知識と技術を持った人材は不足しており、その育成は未だ不十分で対応できる業務の幅も限られていることから、引き続き海外協力隊による支援が求められている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
道路、橋梁、道路付属施設の保守・維持管理機能向上を目的に以下の活動を同僚と共に行い、指導・助言を通して同僚の能力向上に協力する。
1.配属先が管理する道路・橋梁、道路付属施設(カルバートなど)の適切な整備、維持管理、安全管理
2.対象となる道路・橋梁の点検、調査、測量
3.道路台帳、橋梁台帳、保有機器台帳、維持管理台帳、点検マニュアル、判定基準書等の管理及びデータベース化
なお、ミトナバシの架け替えは日本の協力による実施となるため、配属先の一員として、日本側との調整(技術的な指導・助言では無い)に対する助言を行う可能性がある。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、事務用品
4)配属先同僚及び活動対象者
公共事業局長(50代 男性)
道路・施設課課長(20代 男性)
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)土木工学 備考:同僚を指導する立場であるため
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:要請内容に応えるため
[参考情報]:
・道路橋点検士の資格保有者が望ましい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は配属先が手配するホームステイとなる可能性がある。
活動は英語で実施するが、現地語学訓練にてパラオ語を学ぶ。