2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL16625B03)
募集終了

国名
パラオ
職種コード 職種
G159 数学教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
9代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

カリキュラム・指導局

3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は、パラオ国内の公立小学校(1~8年生/7・8年生は日本の中1・2年生に相当)17校及び公立高等学校1校を所管。全教科のカリキュラムの改訂、全国共通テストの実施、指導法改善を目的とした各種研修会の実施、学校巡回による教員指導などの業務を担っている。英語、パラオ語、算数・数学、理科(現在は空席)、社会、テクノロジー、体育、保健の教科専門担当を置き、各校教員への巡回指導や各種研修会による指導力の向上に努めている。JICA海外協力隊による支援は2010年に初代隊員を派遣以降継続しており、現在は2024年度1次隊・数学教育隊員が活動中。

【要請概要】

1)要請理由・背景

パラオ国内には教員養成校(課程)が存在せず、教諭免許制度も有していない(短大での科目履修制度はあり)。教員の離職率も高く、優秀な教員の安定確保が困難な状況である。現場の教員の多くは各教科の教授法を学んでおらず、教科の指導に関する知識が乏しい。近年、教員の定年退職や離職などで経験の少ない若手教員が増加している。そういった教員養成における課題や算数・数学に苦手意識を抱える心情を理解しながら授業改善に対する指導助言が求められている。指導力向上には継続的な支援が求められていることから本要請に至った。複数の学校に算数に関わる隊員が派遣されており、隊員を通じた現場課題の情報収集と課題解決も期待されている。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

主に小学校算数(小1から中2レベル)を担当する算数・数学科専門担当と下記の活動を行う。
1.各校の授業を視察し、教員(学級担任や算数・数学専科)への授業改善案を助言・指導する。
2.教育省が実施すべき巡回指導、オープンクラス、研修会の計画・運営を補助し、必要に応じ隊員自身も模擬授業を行う。
3.教育省の動向を小学校配属の隊員に対して情報提供するとともに現場の声を教育省へ届ける等中央機関と現場の橋渡し的役割を担う。
4.可能であれば、JICA研修(日本国内での研修)に参加した経験のある現職教員(20名程度)へ呼びかけ、有志による勉強会を企画する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

デスク、プロジェクター、インターネット環境あり。パラオでは2011年からシンガポール式算数を採用。歴代の隊員が開発した「マスヒーロードリル」(計算ドリル)を活用可能。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先担当チーフ(女性、60代)、算数・数学科専門担当3名(40代男生1名・女性1名、50代女性1名、学士、経験約10年)※担当者1名は、小学校の教員不足により、小学校に出向中
活動対象者:小学校算数指導教員 117名 ※公立学校の全教員数は195名

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)
    (中学校又は高等学校教諭(数学))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)5年以上 備考:経験に基づく助言が必要なため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

教員免許は、中高(数学)か小学校教諭のどちらか一方の免許の所有は必須。主に小学校担当となるため、小学校での指導経験があると望ましい。
住居は配属先が手配するホームステイとなる可能性がある。活動は英語で実施するが、現地語学訓練にてパラオ語を学ぶ。