2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL16625B04)

国名
パラオ
職種コード 職種
G159 数学教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

教育省

2)配属機関名(日本語)

パラオ高校

3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先はパラオにある5つの高校の一つで、国内唯一の公立高校である。理科、数学、英語、パラオ語などの主要教科を学ぶ学術教育に加え、キャリア・専門教育を提供している。パラオの高校は4年制であり、生徒は9~12年生(15歳~18歳、日本の中3~高3に相当)まで約550名が在籍し、離島の生徒はオンラインで授業を受講している。教員数は約55名で、パラオ人教員に加えてフィリピン人教員も多数おり、日本人(日本語教育)も1名いる。1999年~2010年まで数学・理科・体育に関わる隊員が断続的に8名派遣された実績がある他、最近では2022年度1次隊の教育省所属数学教育隊員が巡回指導を行っていた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

パラオでは初等・中等教育における理数科の学力が特に低く、また、専門性を有した教員が不足している。その結果、掛け算九九などの基礎的な四則演算や小学校7・8年生で身につけるべき代数学の基本が未定着のまま高校に進学している状況がある。配属先は、パラオ国内にある唯一の公立高校であるため、学内での学力差が大きい。そのため、2023年7月から約1年にわたり教育省配属の数学教育隊員が小学校の学習内容に躓きのある生徒に対する補習を行い、学力向上が見られたものの、同様の課題が続いていることから、生徒の現状解決と補習の仕組みの定着のためには継続的な支援が必要であることから本要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1. 高校数学の学力レベルに達していない生徒に対し、補習授業を実施する。
2. 数学教員に補習授業の内容や教材、進捗を共有することで、補習授業のノウハウを共有する。
可能であれば、下記の活動にも取り組む
3. 通常の数学授業に入り、机間指導・個別指導で授業を補助する。
4.2025年に新設された教員アカデミー(キャリア・専門教育のコース)に関わり、数学指導法や教員の魅力を伝える。
小学校教育隊員として算数を教える隊員や教育省算数教育担当者に高校での数学教育の実態を共有し、小学校算数に貢献することも期待される。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC(生徒用)、プロジェクター、プリンター、コピー機等の事務機器。

4)配属先同僚及び活動対象者

同僚:校長(50代 男性)、数学教師4名(全員男性。パラオ人1名、フィリピン人3名)

活動対象者:生徒及び同僚数学教師

5)活動使用言語

英語

6)生活使用言語

英語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)5年以上 備考:生徒に合わせた指導が必要なため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

住居は、配属先が手配する家庭でのホームステイとなる可能性がある。
活動は英語で実施するが、現地語学訓練にてパラオ語を学ぶ。