要請番号(JL16625B10)

6代目
・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
学校運営局フードサービスプログラム
3)任地( コロール州 ) JICA事務所の所在地( コロール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、パラオ国内にある公立小(中)学校17校及び公立高等学校1校の給食業務を担当している。主な業務は、栄養バランスの取れた献立の作成、献立に合った食材の発注から配達、調理員の育成、必要な調理器具の調達や調理場の衛生管理、生徒への栄養指導と多岐にわたる。年間予算2億円程度。給食費は児童・生徒から徴収しておらず無料である。給食は朝食と昼食が提供されており、小規模校を含めて各校の調理場で作られている。JICA海外協力隊による支援は2015年から開始しており、現在は5代目隊員が活動中。配属先は、隊員による協力の他、台湾政府から給食用食材の提供や栄養士ボランティアの派遣等の支援も受けている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パラオでは食生活に起因する生活習慣病が大きな問題となっており、国を挙げて肥満・NCD(非感染性疾患)対策に取り組んでいる。一方、食生活の改善には子どもの頃からの習慣づけが大切であるが、パラオ国内には栄養士や調理師を養成する機関がないため正しい栄養知識を基に栄養管理や衛生指導、食育ができる人材がおらず、各校の調理員の調理技術にも隔たりがある状況である。現在活動中の隊員は、魅力的な献立の考案による喫食率の向上や伝統食材の導入などにも取り組み、配属先に高く評価されている。こうした活動やこれまでの隊員の協力成果もあって、給食の質の向上等、徐々に業務改善がなされてきてはいるが、引き続き改善の余地は大きく継続的な関りが重要であることから、後任が要請されるに至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.各学校を訪問して給食(朝食・昼食)の状況を確認し、調理内容や喫食人数等を把握する。
2.配属先と協力して給食献立の作成を行う。栄養バランスやローカル食材の活用なども考慮した、新献立の提案や紹介も期待されている。
3.学校を巡回し、栄養指導を通じて栄養バランスの取れた食事の重要性を児童・生徒に伝えると共に、保護者には家庭での食生活改善への協力を求める。
4.各校調理場を巡回し、立入検査や調理員への衛生管理指導を行うと共に、喫食率の向上を意識した調理方法の提案等を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
デスク、プリンター、コピー機、インターネット環境あり
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先同僚
配属先同僚: フードサービスプログラムマネージャー(2年目、50代女性)、アシスタント(経験半年、30代女性)、配達ドライバー2名
・活動対象者
各校調理員、各校児童・生徒及び保護者、上記同僚等
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:予定される活動内容遂行に必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居は配属先が手配するホームステイとなる可能性がある。
活動は英語で実施するが、現地語学訓練にてパラオ語を学ぶ。