【配属機関概要】

3）任地（ エレディア県サラピキ市 ） JICA事務所の所在地（ モンテスデオカ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

サラピキ市は首都から北に約85㎞の距離にある人口約88,000人の都市。コーヒーやパイナップル等の栽培が盛んで、近年は豊かな自然を活かした観光業も発展しているが、依然として貧富の差が激しい地域でもある。保健省サラピキ支局はJICAの研修で日本の生活改善の経験を学んだ職員が中心となって、市役所、他省庁及び大学も巻き込んで生活改善アプローチを地元に適用し、地方コミュニティの主体的な運営と発展、そして、人々の生活の質の改善において成果を上げている。例えば、公民館の設立、コミュニティの保健委員会の発足を通して、地域の栄養と保健衛生状況の改善及び地域経済の活性化といった成果が出ているコミュニティがある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

保健省サラピキ支局は現在5つのコミュニティと生活改善プログラムを実施している。各コミュニティは年始に年間計画を策定し、コミュニティ同士で互いに訪問し情報交換をしながら、それぞれの目標達成に向けて活動をし、年末には年間計画と照らし合わせながら、その年の進捗を振り返る。コミュニティにより抱える課題もプログラムへの参加期間も異なるが、比較的長期にわたって参加しているコミュニティの人々が新しいコミュニティの人々に助言をする等して、コミュニティ間での相乗効果が生まれている。保健省の年間を通したモニタリングとコミュニティへの多角的な支援のため本要請に至った。

2）予定されている活動内容（以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます）

配属先関係者と協力して、以下の活動を行う。
1. 保健省及び生活改善プロジェクトに関わる他機関のメンバーがコミュニティを訪問する際に同行し、現地での状況把握や研修実施等を支援する。
2. プログラムに参加する各コミュニティについて、それぞれの活動の進捗や状況に関する情報の整理を支援する。
3. コミュニティ間の交流イベント等の運営を支援する。
4. 生活改善プログラムに参加しているコミュニティの人々が保健省サラピキ事務所を訪れる際の対応を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

保健省事務所内の執務室、机、パソコン

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:カウンターパート:保健省職員(50代女性、在職15年、博士過程に在籍し生活改善をテーマに研究中。)
その他、農牧省、市役所、大学等の関係者
活動対象者:
生活改善プログラムに参加している5コミュニティ(各20世帯前後)

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・食生活改善や栄養に関する知識や経験

[参考情報]：

　・運動を指導した経験があればなお良い

【地域概況】

【特記事項】

・住居は原則ホームステイとする。