要請番号(JL21525A18)

・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家企画・経済政策省
2)配属機関名(日本語)
サンカルロス市役所
3)任地( アラフエラ県サンカルロス市 ) JICA事務所の所在地( モンテスデオカ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サンカルロス市は、首都サンホセから北西へ約100キロに位置しており、人口約17万人の都市である。サンカルロス地域は、コスタリカ最大の酪農地域の一つであり、乳製品の生産が盛んである他、バナナ、パイナップル、カカオ、コーヒー、ともうろこし、豆類等の農作物の生産地でもある。また、自然環境を生かしたエコツーリズムも重要な収入源の一つであり、同地域は、アレナル火山国立公園が有名で、ここには火山、温泉、野鳥観察等も人気で地域経済にも大きく貢献している。他方、同地域は熱帯性気候で年間を通じて湿度が高く、特に雨期(5月から11月頃)は降雨量が多いとされている。これまで同市への隊員の派遣実績はない。
【要請概要】
1)要請理由・背景
サンカルロス地域は近年、自然災害による緊急事態の発生率は増加しており、緊急事態に対する予防等における教育や訓練の必要性が高まっている。特に雨期には、降雨量が多く、洪水リスクも高まっている状況から同市は、市の緊急事態委員会を組織し、洪水のリスクが高まると住民に対して避難勧告を発出したり、避難所を設置したり、緊急事態に対応している。また、政府や関連機関は河川の監視を強化し、気象予報と連携して早期警戒に取り組んでいる。同HP上の報告によれば、特に降雨量の多い約4ヶ月間で539件の洪水が発生したと報告されている。(2023年度)
このような状況を受け、地域住民への防災対策に対し、専門性を有した人材から指導、助言を得たいとして本要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.早期警報システム導入に関する助言する。
2.地域住民等を対象に防災に関するワークショップを実施する。
3.危機管理に関するワークショップ開催等を通じて防災に関する啓発活動を行う。
4.市の緊急事態委員会を支援し、緊急事態の訓練方法等に関する支援を行う。
5.技術者や地質学者と協力し、同地域リスクポイントの特定について支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室内の事務機器等。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
男性、40代、経験年数:15年 地理学士
男性、30代、経験年数:5年 土木技師
男性、20代、経験年数:5年 市役所職員
活動対象者:
地域住民:多数
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:同僚の多くが男性のため
[学歴]:(大卒) 備考:同僚と同等を希望
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:配属先の希望
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・住居は原則ホームステイとする。