2023年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL22423B24)
募集終了

国名
ドミニカ共和国
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1
勉強会等の実施場所として想定される図書館 タブレット端末 コンピューター室

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

経済企画開発省

2)配属機関名(日本語)

東部福祉慈善団体 子供の家
NGO

3)任地( ラ・ロマーナ県ラ・ロマーナ市 ) JICA事務所の所在地( サントドミンゴ特別区 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

1976年に設立された非営利団体。ラ・ロマーナ県と周辺の地域住民、特に教育機会に恵まれない層への支援を目的に、教育・保健・職業訓練の事業を運営している。2022年予算は約900万米ドル。1991年から協力隊の受入れがあり、職業訓練分野で7名、教育・医療分野を中心に17名の隊員受入れ経験がある。教育分野では、就学前・初等・中等教育に加えて聴覚障害者向け特別支援部まで複合した学校「子供の家」を運営している。学校全体の生徒数は約1500人。直近では2019年まで体育隊員が活動していたが、昨今のIT技術の普及により基礎算数能力の必要性が増しているため、今回は数学を中心とした小学校教育の要請になった。

【要請概要】

1)要請理由・背景

配属先の学校では、初等課程で基礎教育を指導しつつ、中等課程以降ではより実践的な教育として職業訓練にも力を入れている。特に、卒業後の進路として就職先を見つけることは非常に重要であるものの、昨今のIT技術の普及等に伴い、従来主流だった専門職的職業訓練だけでは就職先を見つけづらくなっている。それに対応するため、現在学校ではSTEAM手法を用いた分野横断的な学習に力を入れ、工学クラブを設立して生徒がIT関連分野に興味を持つ機会を増やし、ITに対応できる人材の育成を進めている。しかし、基礎となる算数・数学能力が低いため、論理的・数学的思考による児童の能力向上が喫緊の課題となっている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

論理的・数学的思考による児童の問題解決能力向上、特に小学部高学年における暗算と四則計算の定着のため、配属先同僚と協力して以下の活動を実施します。※1年生入学時に5歳の児童がいるため、日本の学年(年齢)とずれています。また、10名程度の児童を対象にした独力での授業実施も求められています。
1. 主に小学部3年生から6年生(7-10歳、最大12歳)の児童を対象に算数の授業実施を支援する。
2. 「楽しい算数」という配属先の指導方針に沿った、算数に関連するレクリエーションを考案・実施する。
3. 上記レクリエーションに加えて定期的に算数コンクール等のイベントを実施し、基礎的な算数能力の定着を図る。
4. 小学部の児童を対象とした勉強会、教員を対象とした指導法勉強会を企画・実施する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

パソコン、タブレット端末、プロジェクター等の各種機器。その他、事務用品等の消耗品。
少人数向け授業やイベント、勉強会の等実施場所は図書館を想定(写真参照)。

4)配属先同僚及び活動対象者

スーパーバイザー:50代女性、コーディネーター
CP:20代女性、算数担当、教育学士、経験10年
同僚:小学部低学年担当者(30代女性、教育学士、経験3年)、小学部高学年担当者(40代女性、教育修士、経験12年)、その他数学担当者等約5名
対象者:小学部1年から4年(7から10歳)の児童約600名

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)
    (中学校又は高等学校教諭(数学))

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(教員経験)2年以上 備考:経験に基づいた指導が望ましい

[参考情報]:

 ・STEAM手法について理解があると尚可

 ・児童が楽しめるレクリエーション実施が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(18~34℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

配属先(東部福祉慈善団体 子供の家)のHP
インターネットや電気・水道などのインフラは整備されているが、地方都市では断水や停電が頻繁に起こることがある。