【配属機関概要】

3）任地（ ケツァルテナンゴ県オリンテペケ市 ） JICA事務所の所在地（ グアテマラシティ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

各県には教育省県教育事務所が配置されており、県内の教育行政を担っている。オリンテペケ教育学区事務所は、同県教育事務所の出先機関であり、同市の小学校の教育全般に関する問題解決や教育システムの円滑な運営に取り組んでいる。同県では、算数教育に力を入れており、本要請の隊員の配属先となるオリンテペケ市の教育学区事務所のほかに、県教育事務所や他市教育学区事務所にも小学校教育隊員を配置し、JICAと共に算数能力の底上げを図っている。県事務所の年間予算は約15万米ドル。ただし、同教育学区事務所には人件費、その他固定費以外の予算配分はない。過去に米国平和部隊ボランティアが派遣されていた。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国の初等教育における算数の学力レベルは、中米諸国と比較しても低いレベルに位置している。教育省は主要教科と位置付けている算数の学力向上が重要であるとの認識を持っており、JICA技術協力プロジェクトで作成された算数教師用指導書および児童用教科書(グアテマティカ)が国定教科書として認定されている。これまで同県に派遣されていたJICA海外協力隊が中心となり、研修会等により教師の指導力向上に努め、児童の学力改善のための協力を行ってきた。しかしながら、管轄の小学校数が多く、指導法の定着や教師の指導力向上のための協力が必要であるとの判断から、協力の継続を求め、3代目となる本要請が出された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

教師用指導書および児童用教科書(グアテマティカ)を使用した算数科初等教育に関して、教師等とともに以下の活動を行う。なお、活動の中心となるパイロット校(グアテマティカ新規導入校)は着任後に配属先と協議の上選定予定。
1.オリンテペケ市内の複数のパイロット校における算数科授業の授業観察および助言を行う。
2.教師を対象としたグアテマティカを使用しての指導方法や、補助教材作成の助言を行う。
3.配属先が管轄している市外の小学校に月一程度巡回し、算数科授業の授業観察および助言を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務用品一式、教師用指導書および児童用教科書(グアテマティカ)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
市教育事務所長(視学官、30代男性、大学卒)教育コンサルタント(20代女性)
活動対象者:
対象校教員・職員200名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

住居は、ホームステイを基本とするが、アパートとなる可能性もあり。