【配属機関概要】

3）任地（ ラ・パス県ラ・パス市 ） JICA事務所の所在地（ テグシガルパ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

人材開発局は、教育省に所属する部署で、教員研修を主に担当する機関。その下部組織として、全国に4つの教員研修地域センターが配置されている。配属先となる中西部地区教員研修地域センターは、当国中西部の6県124市(ラ・パス県、コマヤグア県、インティブカ県、コパン県、レンピーラ県、オコテペケ県)を管轄しており、教員研修の計画、実施、評価、モニタリング、現状分析等を主に行っている。同センターには27人のスタッフが在籍しており、各教科別に担当スタッフが1～3名配置されており、活動先となる算数担当チームには3名のスタッフが配置されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当センターは、以前は教員養成校として機能していたが、2017年に教育省人材開発局の下部組織である現在の教員研修地域センターとなった。現在のスタッフは教員養成校時代に教えていた者がほとんどで、教員向け研修を実施するための技術や手段、アイデア、知識を更新・習得する機会は多くない。また、当国においては子供たちの算数の成績が芳しくなく、その分析や対策をしていく必要があると考えられている。当国では、JICAの技術協力プロジェクト「算数/数学指導力向上プロジェクト(PROMETAM)」が計3回にわたって実施され、教材の開発・教員研修等を行い、算数・数学分野の強化を図ってきた。当センターにおいてはその学びが継続されてはいるが、より効果的・魅力的な教員研修実施の為、教員の算数の指導レベルの向上の為、生徒の成績向上の為には、さらなる支援が必要であるとして、本要請が出された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

当センターの算数担当チームのスタッフ3名とともに以下の活動を行う。
①教員研修のコンテンツの改善、テーマの検討、準備、教材開発等への助言・協力
②研修会の計画、実施、評価、モニタリング、現状分析等への助言・協力
③ラ・パス市内他担当県・市の学校での授業観察・モニタリング
④担当県・市のファシリテータチームの育成・支援
⑤類似職種の他の隊員と連携して、算数授業改善に向けた副教材作成や教員研修等の企画・実施への協力

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ホワイトボード、事務用机、プリンター、プロジェクター、インターネット

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚 : センター長(40代)、算数担当チームスタッフ3名(40～50代)
活動対象者 : 県教育事務所スタッフ、市教育事務所スタッフ、小学校教員(20～50代)、小学校生徒(1～6年生)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・研究主任、教科主任、学年主任等の経験

【地域概況】

【特記事項】

原則ホームステイとする。但し、現地事情により一人暮らしとなる可能性もある。