要請番号(JL24522B11)
募集終了


・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
環境天然資源省
2)配属機関名(日本語)
国家自然保護区委員会/ユカタン半島・カリブ海地域事務所
3)任地( キンタナ・ロー州ベニートフアレス市 ) JICA事務所の所在地( メキシコシティ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
メキシコ国では環境天然資源省(SEMARNAT)が環境行政を担い、全国184か所の自然保護区の管理を傘下の国家自然保護区委員会(CONANP)に委ねている。同委員会は全国に9つの地域事務所を設け、年間予算は全体で約56億円。ユカタン半島・カリブ海地域事務所は、管轄区域内に生物圏保護区9か所、国立公園8か所、動植物保護区6か所、サンクチュアリ2か所を管理している。JICAはこれまでにユカタン半島沿岸湿地保全計画(技術協力プロジェクト)を実施した他、7名の環境教育隊員を派遣してきた。このうち2名がユカタン州メリダ市のリア・セレストゥン生物保護区で活動を行った。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ニチュプテマングローブ動植物保護区は、2004年にラムサール条約に登録されたメキシコの142の湿地のうちの一つであるが、近年の社会経済的な開発に伴う人工的な湿地生態系の分断、観光客や地域住民による保護区資源に対する利用圧の増加等が環境に悪影響を及ぼしていることが報告されている。一方、JICAは2003年から5年に亘り、リア・セレストゥン生物圏保護区でマングローブ生態系修復や環境教育、廃棄物処理を骨子とした技術協力プロジェクトを実施した。今回、地域事務所から、これらプロジェクト成果を生かした生態系保全への支援が求められ、協力隊員派遣要請を受けた。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
ニチュプテマングローブ動植物保護区のスタッフとともに以下の活動を行う。
1. これまでのマングルーブ再生プロジェクト(Sitio Claves)の経緯と成果の再評価を行い、成果報告書を作成する。
2.マングローブ植生地区におけるマイクルプラスティック問題に関するリーフレットを作成する。
3.ニチュプテマングローブ動植物保護区事務所に関する視聴覚広報資料の収集と整理、インベントリーを行う。
4.新規プロジェクト(環境理解のための遊歩道)の広報資料の作成を行う。
5.事務所の月刊広報誌を編集、発刊に協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室、PC、プリンター、GPS (Garmin)、デジタルカメラ、WiFi環境
4)配属先同僚及び活動対象者
ニチュプテマングローブ動植物保護区: 40歳代、男性
受入担当者: 60歳代、女性
同僚(技術指導対象者): 30歳代、女性、エコシステム専門家
活動対象者: 地域住民、児童・学生、旅行者、民間
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:C)又は英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)環境科学 備考:同僚への提案・助言の必要性から
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:現地住民への実務指導のため
[汎用経験]:
・ワークショップやイベント等の企画運営経験
・環境関連活動の経験や知識
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯モンスーン気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
インターネット環境は居住地区により異なり、通信環境は保証されていない。