要請番号(JL24525A02)
募集終了

・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
環境天然資源省
2)配属機関名(日本語)
国家自然保護区委員会 / 沿岸平野・メキシコ湾地域事務所
3)任地( ベラクルス州ベラクルス市 ) JICA事務所の所在地( メキシコ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
メキシコ国では環境天然資源省(SEMARNAT)が環境行政を担い、傘下の国家自然保護区委員会(CONANP)が全国187か所の自然保護区の管理をしている。同委員会は全国に9つの地域事務所を有し、配属先となる沿岸平野・メキシコ湾地域事務所では生物圏保護区3か所、国立公園4か所、動植物保護区4か所、自然資源保護区1か所、サンクチュアリ1か所を管理している。隊員の活動先となるのはベラクルス岩礁国立公園(PNSAV)で、ラムサール条約湿地およびユネスコ生物圏保護区にも指定されている。PNSAVでは、周辺住民や保護区利用者と協力しながら、生物多様性の保全強化、自然保護活動の推進などに取り組んでいる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベラクルス市の沖合、メキシコ湾内に位置するPNSAVは、水深40メートルほどのエリアに23の珊瑚礁を有し、動物相が豊かな岩礁である。しかし、3つの主要河川の水質低下、下水・工業用水や船舶航行による水質汚染、水産物の乱獲などによる環境汚染が問題となっており、市民の環境意識向上と生物多様性への理解促進が急務となっている。配属先では、隊員の協力によってより多くの市民がこれらに関心を持ち、参加するようになることを期待しており、魅力的な教材作成、参加型ワークショップ、イベントの企画・実施など多方面での協力が要請されている。また、動植物のモニタリングや環境修復プロジェクトにも参加し、生態系の評価や保全活動に必要なデータ収集にも協力する。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の同僚と協力しながら、以下の活動を実施する。
1.海洋環境をテーマとする環境教育教材の開発を支援する。
2.観光客や市民に対するベラクルス岩礁国立公園の紹介や各地での環境教育活動を行う。
3.基礎データの更新と既存教材へのデータ反映および再編に協力する。
4.環境教育イベントの企画・実施を支援する。
5.その他、配属先が要請する業務を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、ノートパソコン、文房具など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:公園事務所長、環境教育担当長、カウンターパート2名(30代男女、経験7年~12年)
活動対象者:学生(小学生~大学院生)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)環境科学 備考:業務上必須
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務上必須
[汎用経験]:
・環境関連、教育、企画・運営、営業等の経験
[参考情報]:
・海洋環境保全の知識・経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(18~32℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はホームステイを基本とする。安全対策措置により、夜間の外出や渡航可能地域に制限がある。