2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL24525B02)
募集終了

国名
メキシコ
職種コード 職種
A101 コミュニティ開発
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2026/3 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

外務省国際開発協力庁

2)配属機関名(日本語)

ユカタン自治大学

3)任地( ユカタン州メリダ市 ) JICA事務所の所在地( メキシコ市ポランコ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 2.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

ユカタン自治大学は1922年に創立の公立大学で、学士課程、大学院課程のほか、生涯学習講座も提供しており、19000人以上が在籍。シニア世代の大学(Universidad de Mayores )は55歳以上を対象とする生涯学習プログラムで、2018年から、心身の健康と認知機能の向上、さらには知的探求により充実した時間を過ごし、自尊心を高めることを目標として、運動、心理、栄養学といった健康に関する講座、パソコンの使い方、動画編集、語学等の実用的な技術、ダンス、絵画、料理といった芸術系講座まで幅広く提供している。1年2学期制(3月~6月、9月~11月)、授業時間は8時~18時。2025年は55歳~93歳までの2170人が在籍しており、その75%は女性で、60代が多い。

【要請概要】

1)要請理由・背景

メキシコでは高齢化が進みつつあるが、年齢に基づいた偏見や差別も存在する。シニア世代の大学プログラムは、多様な講座を提供し、参加者が社会活動により積極的に関わること、老いと向き合いつつ自尊心を持って活動的に毎日を過ごすことに貢献してきた。ユカタン自治大学は2030年までの目標の一つとして国際的な関係性と視点の強化を掲げており、シニア世代のための大学に日本人隊員を迎え、日本文化だけでなく、高齢化が進んでいる社会やその中でのシニア世代の活躍について紹介し、受講者及びプログラム関係者に新たな視点をもたらしたいとして、隊員要請に至った。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

・大学と連携して受講者の興味関心分野を把握するためのアンケートを実施し、隊員の得意分野を考慮しながら、提供する講座の内容を決定し、教材を準備する。
・日本文化に関する講座を複数企画・実施する。(各講座は週1回2時間、生徒数は5~35人、オンラインでの実施も可能。)
・生徒及び大学の職員・講師らを対象に、日本独特の概念(生きがい、わびさび、森林浴、カイゼン等)や日本社会に関する座談会や講演を実施する。
・シニア世代の大学在籍者を対象とした交流会、イベントの企画・実施を支援する。
・地域のシニア世代に向けた自尊心向上、積極的な社会参加、活動的な生き方に関するイベントの企画・実施を支援する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

大学内の教室、プロジェクター、調理実習室、執務室内の事務机、体育館、オンライン授業用プラットフォーム、生徒グループにはwhatsappやFacebookにおいて情報を発信する。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
カウンターパート(シニア世代の大学プログラムコーディネーター、60代女性、心理学修士)
各種講座を担当する講師らは、20代~60代で専門も様々。
活動対象者:シニアの大学在籍者2170名及び地域の高齢者

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:大学で教鞭を取る

[経験]:(指導経験)2年以上 備考:講座を担当するため

[参考情報]:

 ・何等かの日本文化に関する指導経験歓迎

 ・高齢者を対象とした職務経験歓迎

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(サバナ気候) 気温:(16~37℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・配属先は、茶道、華道、武道といったものだけでなく、折り紙、遊び、ラジオ体操といった日常に溶け込んだ文化や「生きがい」や「わびさび」といった独特の概念についても、日本文化と位置づけている。
・住居はホームステイを基本とする。また、安全対策措置により渡航可能地域に制限がある。