要請番号(JL24825A28)

・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
家族省
2)配属機関名(日本語)
家族省 幼児教育課
3)任地( マナグア県マナグア市 ) JICA事務所の所在地( マナグア市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
家族省は、幼児・青少年・高齢者など社会的弱者の人権保護、虐待や人身売買等の被害からの救出と予防、人々が心身ともに健康に生活する権利を享受するための施策を講じる機関である。同省では子どもの権利保護を目的として2008年に「プログラマ・アモール」というプログラムが開始され、全国153の市町村、2万3千人の子ども、1千世帯の家族を対象に、地域・学校訪問、父母学校への参加、青少年活動など様々な取り組みを行っている。JICA海外協力隊(青少年活動)が2025年1月まで同プログラムの予防課で活動した。本件に関連する、JICA技術協力プロジェクトとして「家族とコミュニティのための社会リスク予防・ケア統合行政サービス能力強化プロジェクト」(2012年-2016年)が実施された。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先の「プログラマ・アモール」の幼児教育課は、子どもの認知、運動、健康、心理社会的スキルの向上など、子どもの発達の包括的ケアを行うCDI(児童発達センター/日本で言う保育・幼稚園)を統括している。全国276か所にあるCDIのうち、マナグア市にあるCDIの1つ「マドレ・パキータ」(CDIの名前)とグラナダ市の「グラナダ」CDIは、家族省が直接運営するパイロットセンターであるが、特に就学前ケア(4~6歳)において、より質の高いカリキュラムとサービスの提供及び幼稚園教諭(日本で言う保育士含む)の能力強化が必要であるとし、本要請がなされた。配属先は、JICA海外協力隊に、音楽や工作、ダンスや運動など健康的で情操的な教育活動を通し、同僚と知識や経験を共有し、同僚の指導力が向上することを期待している。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
主に「マドレ・パキータ」CDIにて同僚と共に以下の活動を行う。
1.教育担当者が行う教育活動(工作、絵画、音楽、ダンス、遊戯、運動、学習など)への補助、助言を行う
2.遊びを通した心身の成長や知能の発達を促す情操的なアクティビティを提案・企画・実施する。
3.子どもの発達段階に合わせた栄養管理や教育的活動の提案と教材の作成を行う。
4.マドレ・パキータCDIとグラナダCDIが行う様々なイベントやアクティビティに参加し、補助、助言を行う。
5.文化的なアクティビティを企画・実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務用品一般(机、椅子、文房具)、工作用材料、遊具
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
予防課課長(50代、女性、ソーシャルワーカー)、幼児教育担当長(50代、女性)、マドレ・パキータCDI園長(30代、女性、経験4年)
同僚(幼児教育者14名)
活動対象者:
通園児152名(0-6歳)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(幼稚園教諭)
[性別]:(女性) 備考:幼稚園教諭全てが女性のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚への助言が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
住居はホームステイの予定。
当国の幼稚園・保育園で先生として働くための、日本のような幼稚園教諭や保育士の資格は存在しない。