【配属機関概要】

3）任地（ リバス県サン・ホルヘ市 ） JICA事務所の所在地（ マナグア県マナグア市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は保健省管轄の保健センターで、市民約9,140人に対し無料で医療サービスや予防接種を提供しており、一般医療、看護、歯科、発熱治療、疫学、統計、検査室、薬局などの部門、カサ・マテルナ(お産を待つ家)や慢性疾患患者のための特別支援施設が設置されている。また、住民の健康的な生活習慣の促進、適切な栄養摂取、基本的な運動、薬物療法の遵守等の研修を通じて、住民や慢性疾患患者の健康増進と予防活動を行っている。地域では、デング熱などの媒介感染症予防のための教育活動も行っている。同国では、JICA技術協力プロジェクト「家族・地域保健モデル強化を通じたプライマリーヘルスケアの改善プロジェクト(MOSAFC)」(2020年12月-2025年5月)が実施されていた。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先は、管轄の3地区の農村部や都市部において、巡回検診や保健指導を行っている。各地区に配置された医療従事者や地域ネットワークのボランティアが、栄養、運動、薬物療法などについての講演やワークショップを行い、地域住民の健康増進と予防活動を実施している。また、特別養護老人ホームでは慢性疾患の適切なケアを目的としたセルフケアの活動も行われている。学校では手洗いや口腔衛生、地域ではデング熱などの媒介感染症予防の保健教育を行っている。今後、住民のあらゆるライフサイクルを対象とした保健教育を推進する地域ネットワークのボランティア及び医療従事者の能力向上が必要であるため、本要請に至った。

2）予定されている活動内容（以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます）

同僚と共に以下の活動を行う。
1. 慢性疾患患者へのケアや健康増進の活動を強化するため、地域ネットワークのボランティアへの研修を行う。
2. 同僚及び特別養護老人ホーム担当者とともに、慢性疾患患者や高齢患者のケア、健康的なライフスタイルの促進、処方箋服薬の遵守に関する研修を行う。
3. 地域、学校、特別養護老人ホーム、保健センターで使用する健康増進と病気予防に関する教材を作成する。
4. 感染症の予防のため地域への戸別訪問を行う。
5. 学校で実施される保健学習を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、事務用品、慢性疾患に関する資料等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
所長(40代女性、医師、経験20年)、看護師長小児責任者(20代女性、経験2年)、地域戦略責任者(50代女性、経験32年)
活動対象者:看護師7名、特別支援施設担当者1名、地域ネットワークボランティア111名、慢性疾患患者486名、小中学生約2000人

【資格条件等】

[参考情報]：

　・慢性疾患に関する知識必須

【地域概況】

【特記事項】

住居は原則ホームステイの予定。