要請番号(JL25124A09)
募集終了


・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
セルヒオ・ぺレス・デルガド小学校
3)任地( エレラ県チトレ市 ) JICA事務所の所在地( パナマ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
創立は1904年。都市部に所在する生徒数1,008名、教員数69名の比較的大規模な幼稚園併設の小学校である。小学部1~6年は、午前中の1部制。年間予算は35,000米ドル。これまでJICA海外協力隊派遣等、外国から援助を受けたことはない。コロナ禍での2年間の対面授業中断(オンライン授業実施)を経て、児童の算数基礎習熟度が下がっており、特に1~2年への基礎教育、中学へ上がる前の6年への学習サポートの強化も必要と考えられている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
パナマは算数の学力が低く、経済協力開発機構により2022年に実施された学力到達度国際評価試験にて下位に低迷し、特に小学校での算数教育向上が教育省の最も重要な取組課題となっている。2022年より新教科書を導入しているが、カリキュラムや教科書内容が児童の習熟過程に対して適切でない部分があったり、教員自身が算数指導に苦手意識を持っていたりすることから、授業では板書を写させるだけの旧態依然とした教育が継続されていることが多い。そのため早い段階で算数に苦手意識を持ち、基礎を身につけることが困難な児童が多いのが現状である。児童が興味を持って楽しく算数を学べる指導法への転換を図れるよう本要請がされた。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.配属先学校で現地教員が実施する算数授業に入り、観察を行う。
2.現場教員に実践的な算数指導法や授業運営について助言、サポートを行う。
3.教員とともに児童の算数への興味向上、基礎学力向上のための施策、ツールを考え、実行する。
4.配属先学校内にて、教員対象の研修会やセミナーを企画・実施する。また、教育省が夏季休暇中に実施する教師研修会の企画、実施サポートを行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
教室、執務机、コンピューター、その他教材・教具。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:教員69名。カウンターパートは、同校教員の中から適任者を任命する。30~40歳代、経験10~15年程度の中堅教員の予定。
活動対象者:同僚教員及び児童。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚が大卒であるため
[経験]:(教員経験)2年以上 備考:経験に基づく指導が求められる
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)