【配属機関概要】

3）任地（ カストリーズ ） JICA事務所の所在地（ グロスレイ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 0.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は、国内唯一の視覚障害者協会として1972年に設立されたNGO。視覚障害者の福祉、教育、リハビリ、カウンセリング、収入向上プログラム、眼科医療の提供、視覚障害児への早期介入サービスなどを行っている。総務課長は、2018年課題別研修「地域に根差したインクルーシブアプローチによる障害者の社会参加と生計」に参加した。これまでコミュニティ開発で2代、マーケティングで1代、鍼灸マッサージ師で1代のJICA海外協力隊員(以下隊員)が派遣された。現在は2022年8月より2年間、2代目鍼灸マッサージ師隊員が指圧講師として指圧講座(1年コース)を実施する活動を行っている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

セントルシア視覚障害者協会では、セントルシアで初めて視覚障害者のための「指圧研修講座(1年コース:西洋医学(解剖学、生理学)講義153時間、指圧の理論と実技256時間)」を2020年1月から開講している。新型コロナにより2020年3月から2年半休講していたが、現在活動している鍼灸マッサージ師隊員着任後の2022年9月より再開している。将来的には配属先自ら講師の育成等が必要であることから、講義や講師の育成、カリキュラムの修正等の支援についての要請があり、現在2代目の鍼灸マッサージ師隊員が指圧講師として活動しているが、任期中には現地人講師の育成を実現することは難しいため、同隊員の活動を引き継ぐ隊員の要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先同僚と共に以下の活動を行う。
1 指圧研修講座(1年コース)における指圧の理論と実技(計256時間)の講師
(受講生:視覚障害者5名程度)
*別途、研修に必要な西洋医学(解剖学、生理学:153時間)については、セントルシア講師が行う。
2 次年度に向けた、カリキュラムの修正、その他講座一般に関するアドバイス
3 広報を兼ねた一般向け指圧デモンストレーションの実施
なお、同協会にて要請中のマーケティング隊員が派遣された場合は、共同で活動を行う可能性もある。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

コンピューター、点字プリンター、プロジェクター、練習用ベッド、眼科部門では眼圧計や視野測定器等がある。

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:配属先会長(男性70歳/全盲)、総務部、教育部、リハビリ部、カウンセラー部、眼科医療部合わせて職員28人。

活動対象者:指圧研修講座の受講生5名程度(全盲や弱視の視覚障害者) ※受講生は毎年募集されるため人数はその都度変わる。

【資格条件等】

[参考情報]：

　・マーケティングや広報等の業務経験

【地域概況】

【特記事項】