要請番号(JL30624A09)
募集終了
2代目
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ボリビア・日本母子病院
3)任地( ベニ県トリニダ市 ) JICA事務所の所在地( ラパス県ラパス市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同院は、日本の無償資金協力により建設された病院である。妊婦や非妊婦、小児の健康上の問題を治療する専門レベルの三次病院として機能している。小児科、婦人科、産科、麻酔科を専門とし、歯科や耳鼻科、理学療法、心理学、ソーシャルワーク等とも連携しており外来棟及び入院施設も有している。現在職員数455名、2022年分娩件数は1350件である。1984年に日本の無償資金協力により設立され、2024年1月には同協力で新病棟(分娩・産褥・看護室)が建設されている。2016年までJICA海外協力隊(助産師)が派遣された。栄養士隊員についても要請中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、2008年4月から2012年10月までベニ県で保健医療サービスの質の向上と住民参加型健康活動促進を目的として実施されたJICA「地域保健ネットワーク強化プロジェクト」の対象機関である。上記プロジェクトにより研修を受けた医師や看護師はコミュニティへの技術移転のために医療従事者に対する講習会を行ってきたが、技術の定着は未だ十分とは言えない。また、同市は若年出産、シングルマザー、多産等の問題も抱えている。前任者(助産師隊員)は、女性の尊厳、寄り添う看護、妊産婦の権利において精力的に活動し、一定の成果を挙げた。引き続き同僚看護師に対して周産期ケアや分娩時ケアについての技術指導を行い、質の高いケアを定着させていくことが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚の看護師、医師らと共に主に以下の活動を行う。
1.分娩前室で妊婦の準備をし、出産と新生児ケアにおいて医師をサポートし、診療記録の看護フォームに記入する。また出産直後の患者の経過を追跡調査する。
2.産科の看護師、准看護師へ、周産期ケアや分娩時ケア・新生児ケアの課題や改善点への助言を通じて看護の質の向上に取り組む。
3.産前、分娩、産後直後について、同僚に協力して必要な支援を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
分娩台(HILL-ROM modelo AFFINITY)、集中治療用保育器(OLIDEF、MATRIX SC)、マルチパラメータ(PM-2000XL PLUS) 等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:(午前、午後の2交代制シフト)
分娩室担当:30代 女性 実務経験 4年
40代 女性 実務経験11年
50代 女性 実務経験21年
活動対象者:看護師、医師、地域の妊産婦等
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(助産師)
[性別]:( ) 備考:配属先の要望
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:実務経験に基づく指導が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~38 ℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
当国では助産師制度はなく、産科医が担当し、看護師や准看護師がサポートする。
住居はホームステイの可能性がある。