要請番号(JL31525A01)
募集終了



2代目
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
大統領府国際協力庁
2)配属機関名(日本語)
地域開発財団(FUNDASES)
NGO
3)任地( クンディナマルカ県ボゴタ市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
経済的弱者への支援活動等を行うカトリック系非営利団体を母体とし、1988年に有機農業普及と環境保全を目的に設立されたNGO。首都近郊に有機農業の実験と普及を目的とした26ヘクタールの畑と、ボゴタ市内に微生物研究のための研究所を有している。畑には草の根無償資金協力で建設し、機材援助も受けた農産物加工施設がある。1代目のシニア協力隊は主に納豆菌に関連した研究支援を実施。2代目のシニア隊員は2期に渡って、コロンビア国内の植物から採取でき、コロンビア国内で生産される草花やコーヒー、果物等の病中発生を防止するための有機農薬として有効な微生物の特定実験を実施した。職員数約40名、年間予算91万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
有機農業普及と環境保全に貢献するため、シニア隊員が2代派遣され、2代目は2期に渡って花弁(花、葉)、果物、コーヒー(葉)といった作物の表面に生息している微生物の中から病虫害防除効果を持っているものを分離し、固定する実験を行った。2代目の研究成果を引き継ぎ、有機農業用の微生物農薬を開発するための製剤化、有用性を確認する圃場試験を通じて製品化を支援する人材が求められ、後任要請が上げられた。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の関係者とともに、以下の活動を行う。
1.前任のシニア隊員が固定した種を有機農薬として製剤化させるため支援
2.圃場試験の実施、および製品化の支援
3.製品の有効性の評価と結果レポートの作成
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
恒温器、各種顕微鏡、遠心分離機、冷凍庫(-40℃)、クリーンベンチ等ラボ機材一式。凍結乾燥機は、近隣大学ラボの備品の使用許可を得ている。
4)配属先同僚及び活動対象者
カウンターパート:女性、30代、生産部門長、微生物学専門
その他職員:男女研修者、20~40代
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:D)又は英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(博士)農学系 備考:研究職であるため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:即戦力が期待されるため
[参考情報]:
・微生物製剤の生成経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(高地地中海性気候) 気温:(8~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
隊員の学術的背景としては、化学、化学工学、生化学、バイオテクノロジー、植物病理学の知識が必要とされるが、最も重要なことは生物学的製品の製剤化、より具体的には微生物農薬および微生物肥料製品の開発における経験を持つことが望まれている。