2025年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL31525A16)

国名
コロンビア
職種コード 職種
B301 土木
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

大統領府国際協力庁

2)配属機関名(日本語)

メデジン市役所インフラ整備局

3)任地( アンティアオキア県メデジン市 ) JICA事務所の所在地( ボゴタ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+車 で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先のメデジン市役所は、1675年に設立された。隊員の所属するインフラ整備局は、域内の公的インフラ(特に道路、橋)の設計、建設、保守点検及びメデジン市役所の建物などの管理を行っている。メデジン市は、2012年に主にその公共交通機関の発達が評価され、「世界で最も革新的な都市」にノミネートされたことがあるほど、域内インフラ整備には力を入れており、同局が実施する業務は市行政の中でも重要な位置にある。2024年年間の局の予算は6500億円、局内の職員は250名。2023年11月から前任者のシニア海外協力隊員が活動している。

【要請概要】

1)要請理由・背景

同市内には、約2000本の橋があり、その85%以上は建設時期が不明であったり、設計図がないといった状況で、国の設置基準に達していない。また、住民からの補修要請に対応するための部署も問題が起きた際の応急処置対応をしているにとどまり、予防的な対応にまで手が回っていない現状である。応急処置の方法も過去の補修経験に基づいた方法が多く、地形、地層、交通、気象などを考慮した科学的データや、将来起こる可能性のある地震などの自然災害のリスクを踏まえたものではない。そのため、補修後の耐久性が低く、安全面や経済面において、問題を抱えている。主に日本や国際基準に対応した橋の保守点検基準や手法を反映させた効果的な方式の構築への貢献が協力隊に期待されている。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

1.保守手法について、日本や国際基準に基づき、域内の状況に適した方法を助言指導する。
2.現存する橋の耐震性などを調査し、配属先関係者に情報の記録方法などについて知見を共有し、視覚化、地理情報システムの分析を提案する。
3.保守の必要時期等を検知するために携帯電話や早期警戒システム技術などの低コストのデバイスを利用したモニタリングについて助言する。
4.既存の橋梁設計および改善プログラムに対して多角的に判断し、透明性の高い評価方法を特定する。
5.橋梁の予防的措置の改善に対して、助言を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

ArcGIS、AutoCAD (使用できるとなお良いが、出来なくても活動可能)、パソコン、執務スペース

4)配属先同僚及び活動対象者

同僚: 男性40代、土木工学修士、JICA研修参加経験あり、経験15年
同局同僚:4名、30~40代、土木工学専門・システム専門
その他局員:約250名

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:A)又はスペイン語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)土木工学 備考:指導する立場になるため

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:指導する立場になるため

[参考情報]:

 ・実務経験は橋梁に関わる仕事の経験が必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(15~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】