要請番号(JL31822A03)
募集終了

2代目
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
サリナス市役所
2)配属機関名(日本語)
サリナス市役所危機管理部
3)任地( サンタエレナ県サリナス市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サリナス市はエクアドル沿岸部サンタエレナ県に位置し、エクアドル国内の主要観光地である一方、市内は海抜ゼロメートルの地域が多く、津波被害の危険性が常在する地域となっている。同市は2017年~2021年にかけて実施された「地震と津波に強い街づくりプロジェクト」のパイロット市であり、市職員はコミュニティ防災に関する国別研修へも参加し、危機管理部の組織力強化へ務めるとともに、災害危険区域の調査、減災のための戦略やアクションプランの制定などに取り組んでいる。2020年度からはインクルーシブ防災を主題とする国別研修に参加し、危機管理部の職員能力強化が継続されている。市の年間予算は30千米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
サリナス市役所では2018年~2020年まで防災隊員が派遣されており、災害対応能力の強いコミュニティづくりを目指して、学校や地域での防災教育が展開されてきた。市役所の職員と協働して、生徒や保護者、教職員を対象に数多くの防災教育を実施し、市役所には一定のノウハウが蓄積された。他方、サリナス市役所は2021年からインクルーシブ防災をテーマとしたJICA国別研修に参加しており、障害者のエンパワメントをはじめ、要配慮者の個別避難計画作成、災害時ケアプランの作成、防災訓練の実施などに取り組もうとしている。障害者を含むあらゆる人の命を支える仕組み作りを実現するため、今回の隊員要請へと至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の同僚と協力し、以下の活動を実施する。
1.地域の要配慮者(障害者など)を対象にした防災教育の計画、準備、実施、事後評価について助言・提案する。
2.インクルーシブな避難所運営や避難所の設置場所選定に関して、日本の知見を基に助言する。
3.要配慮者を含む地域住民を対象に、地震や津波を想定した避難訓練へ協力する。
4.要配慮者の個別避難計画作成について、市役所の職員やソーシャルワーカー等を支援する。
5.障害者を含む社会的弱者のエンパワメントに貢献し、市の防災システムに社会的弱者を包摂する取り組みへ協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、パソコン、インターネット、固定電話
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
カウンターパート(40代男性、コミュニティ防災担当)
その他職員3名
活動対象者:
市役所職員、教育関係者、学生、地域住民
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
スペイン語(レベル:C)又は英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:業務上必須
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務上必須
[参考情報]:
・自治体でのインクルーシブ防災経験
・学部学科は要請に関連した分野
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(砂漠気候) 気温:(17~28℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先ウェブサイト https://www.salinas.gob.ec/