要請番号(JL31822A05)
募集終了

・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
ラタクンガ市役所
2)配属機関名(日本語)
ラタクンガ市役所危機管理課
3)任地( コトパクシ県ラタクンガ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ラタクンガ市はエクアドル中央高地に位置するコトパクシ県の県都である。同名のコトパクシ火山(5,896m)は県内にそびえる活火山で、70年近く火山活動は見られなかったものの2015年に再び活発化し、同年8月の噴火では火山灰が北西約48Kmにわたって降り注ぎ、農業へ大きな被害をもたらした。ラタクンガ市役所危機管理課では、火山噴火への危機管理を含む自然災害(地震や洪水)への対応と防災を主業務とし、ハザードマップ作成、避難計画策定、市民グループやボランティアのデータベース作成、避難訓練システムの開発に取り組んでいる。市の年間予算は150百万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2015年8月のコトパクシ火山噴火では、危機管理体制の不備から市民に対して必要以上の注意警報を発し、多くの混乱とそれに伴う事故や二次被害をもたらした経緯がある。これは市役所に火山噴火に対する危機管理体制が備わっていなかったことへ起因するが、同時に市民への防災教育が不足していたことも要因の一つとなっている。配属先は、精度の高い警報システムの構築を主要ニーズとしているが、これを有効に機能させるためにはコミュニティレベルでの防災教育も欠かせない。隊員へは、配属先に対して根本的な課題解決に必要な視点を示しながら、有効な手段を模索し、同僚とともに活動を組み立てていく力が要請される。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の同僚とともに、以下の活動を実施する。
1.災害区域を訪問し、現状を把握するとともに、同僚が実施する災害リスクアセスメントを補助する。
2.火山噴火を想定したコミュニティ防災教育のプログラム作りに協力し、学校や地域での実施を通して防災教育のノウハウを伝達する。
3.火山噴火を想定した危機対応プロトコル、避難経路の検討、避難計画などの策定や見直しへ助言し、避難訓練の実施を補助する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース、固定電話、インターネット
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
主任技術者(50代男性、経験39年)
技術者(40代男性、経験10年、JICA帰国研修員)
活動対象者:
市役所職員、教育関係者、学生、市民
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:業務上必須
[参考情報]:
・火山災害対策の知識と経験を有すること
・ハザードマップ制作の知識があると尚良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(西岸海洋性気候) 気温:(8~20℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
標高およそ3,000m付近での生活・活動となる。