要請番号(JL31822A24)
募集終了

・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
環境省
2)配属機関名(日本語)
国立生物多様性研究所 研究部門 爬虫両性類学分野
3)任地( ピチンチャ県キト市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
2014年2月に独立行政法人として環境省から独立。国立の研究所としてエクアドル国内の生物多様性調査をリードしている。研究所では、国内で収集した標本データの電子化を進めており、次のステップとして標本データの解析を進め、研究成果を生物多様性保全や気候変動対策へ応用する計画が進められている。官学いずれとも強いつながりを持ち、両者の橋渡し役となって学術的な知見を政策に反映する取り組みを行っている。職員は48名おり、鳥類学、爬虫類学、昆虫学、植物学などを専門とする研究者が所属している。年間予算は150万US米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
現在、同研究所では、エクアドル国内から収集した標本データの分析に取り組んでいるものの、統計学に長けた人材がおらず、データ分析の質向上が課題となっている。標本記録等による生物種の地理分布情報、植生調査データ、土壌、気候、地理的特徴等から自然環境の状況を予測し、これら成果の生物多様性保全や気候変動対策への応用を目指しているが、その基礎となる標本データの分析に有効なフリーの統計ソフトR、特にRの特定の分析ツール(adehabitatHS, biomod2, ecospat, ENMeval, maxlike, raster)を熟知する人材が不足しており、同ソフトの活用方法習得のため本要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先関係者と協議・協力しながら以下の活動を行う。
1.研究所内で進行しているプロジェクトに対する統計手法やデータ解析に関する助言
2.エクアドル国内に生息する脊椎動物、無脊椎動物、維管束植物の分布図作成
3.科学論文、書籍等の出版物作成に必要な統計分析支援
4.研究所スタッフに対する統計ソフトRの使用方法および活用方法の研修会実施
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
パソコン、プリンター、ハードディスク、統計ソフトR
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:研究者、男性、40代。生物保全学修士、生物環境学学士。エクアドルにおける爬虫類・両生類の分布や多様性の調査、種の保全状況把握、データベースの管理、大型哺乳類・爬虫類・両生類・その他保全が優先される生物について、その多様性に関する研究に取り組んでいる。
他同僚:研究者、数名。
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚が学士以上の研究者のため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚とのバランス
[参考情報]:
・生物多様性分野での統計ソフトR使用経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(9~21℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
大学での専攻は生物多様性に関連する分野。実務経験は研究機関などで統計ソフトRを利用した生物多様性分野での調査・分析経験。
配属先ウェブサイト http://inabio.biodiversidad.gob.ec/