要請番号(JL31822A27)
募集終了

2代目
・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
高等教育科学技術革新庁
2)配属機関名(日本語)
サレシアーナ工科大学
3)任地( アスアイ県クエンカ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サレシアーナ工科大学は1994年創立の工科系総合大学であり、本校であるクエンカ校の他、キト市とグアヤキル市にもキャンパスを有する。配属先となるクエンカ校には、科学技術、生命科学、社会科学、経営・経済、教育分野の学部・学科が設置されており、約6,000名の学生が在籍している。また、同大学は2016年にUNESCOと「包括教育のためのテクノロジー支援」に関する協定を締結し、クエンカ校の電子工学研究室を中心に市内の協力機関と連携しながら研究を展開、隊員もこのプロジェクトチームに所属することとなる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
UNESCOのプロジェクトでは、子供、高齢者、障害者、先住民族など社会的弱者に分類される人々に対して教育の機会を拡大することを目的に、ICTの研究・開発が展開されている。前任者は、障害児者のコミュニケーション支援機器(人間型ロボット)の研究開発に従事し、福祉分野の知識を補うために障害者支援施設を訪ねるなど積極的な活動を展開していた。COVID-19の影響により支援機器の開発は中断されてしまったが、配属先からは研究継続を望む声があり、新たなデバイス開発も含めた協力が期待されている。配属先の教育・技術水準は日本と比べて遜色なく、課題解決のための独創的なアイデアが求められる。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の同僚と協力し、以下の活動を実施する。
1.電子機器開発設計の観点に基づき、社会的弱者を対象とした支援技術およびプロトタイプ開発のためのガイドライン作成
2.インクルーシブ教育の前進を可能にするデバイスやツールの開発支援(前任者の開発デバイスの引継ぎを含む)
3.協力機関における試作機器の検証実験施行と結果のフィードバック
4.学生や同僚に対する研究分野のレクチャー(クエンカ校以外の他のキャンパスを含む)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
コンピューター(Core i7 Windows, GNU Linux)、3Dプリンター(ANET 10、Lulzbot TAZ 6、Rostock Max V3、Maker Gear MK2、PRUSA I3)など各種電子機器や工具類
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】(UNESCO研究グループ)
システム工学教授(男性、人工知能及び障害者サポート研究コーディネータ)、研究助手2名、実験補助1名、事務助手2名
【活動対象者】
教員、学生、協力機関の関係者
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:A)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士)電気・電子 備考:活動上必須
[経験]:(実務経験)10年以上 備考:活動上必須
[参考情報]:
・電気・電子または電子・情報専攻であること
・電子工学分野の知識と研究経験必須
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(15~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
大学の一部研究者とは英語によるコミュニケーションが可能だが、学生や協力機関関係者とはスペイン語での会話となるため、スペイン語習得にも意欲的な方が望ましい。なお、活動言語は英語であるが、訓練は生活言語(スペイン語)で行う。配属先ウェブサイト https://www.ups.edu.ec/