要請番号(JL31822B14)
募集終了
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
文化・遺産省
2)配属機関名(日本語)
オハス・ハボンシージョ考古学博物館
3)任地( マナビ県ポルトビエホ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、西暦500年から800年のキロトア火山噴火によるオハス・ハボンシージョコミュニティ消滅までの遺跡・遺物を取り扱っている。これらの遺物の保存、調査研究、展示、教育普及といった活動を目的に2010年に設立された。収蔵物は、セラミック製や石製の遺物、人骨や動物の骨など、約5000点に及ぶ。隣接しているオハス・ハボンシージョ遺跡公園は8,000ヘクタールほどある広大な敷地であり、遺跡入り口付近には訪問者が見学、体験できる展示会場、トレッキングコース、キャンプ場などが併設されている。年間予算は約10万米ドル(2022年度)。JICA一般文化無償資金協力「マナビ県博物館免震機材整備計画」により、免震機材が供与されることとなっている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
現在の博物館は、2017年にリニューアルオープンし、それまで年間1万人以下だった訪問者が、近隣の学校の児童・生徒、地元住民などを中心に年間約3万人に増え、市民の学習活動を支援する重要な役割を担っている。敷地内には、博物館や収蔵庫スペースの他に、市民が利用できる図書館や貸出用ホールなどがあり、充分な設備が整っている。しかし、コロナ禍で約1年半閉館していたこともあり、訪問者が激減。2021年9月には一般公開を再開したものの、まだ以前の活気は取り戻せていない。隊員には自身の得意なことを活かしながら、スタッフと共同し、博物館運営の改善に貢献することが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先の同僚を協力し、以下の活動を実施する。
1.遺跡公園の展示場において、企画展示の提案や展示方法の改善について助言する。
2.近隣の教育機関から訪れる児童・生徒に向けたワークショップの内容改善や観光客や地域住民への文化財保全に関する理解促進を支援する。
3.博物館が所蔵する遺物品の保管方法、整理、目録作成などについて助言する。
4.激減した訪問者数の回復を目的としたSNSなどを通した広報活動を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース(机、椅子)、パソコン、プリンター、カメラ、三脚、ドローン、プロジェクター、車両(共用)、その他事務用品など
4)配属先同僚及び活動対象者
館長 男性50歳代 (考古学者博士、実務経験30年)
調査研究担当 男性30歳代 (考古学者、実務経験10年)、教育広報担当 女性30歳代 (人類学者、実務経験10年)、ガイド3名、他博物館職員3名
活動対象者:
博物館スタッフ、学校の児童・生徒、来訪者、観光客、地域住民
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(学芸員)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:配属先同僚とのバランス
[参考情報]:
・考古学の知見があれば尚良い
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(21~31℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)