要請番号(JL31822B22)
募集終了

2代目
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
教育省
2)配属機関名(日本語)
コタカチ地区教育事務所
3)任地( インバブラ県コタカチ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先のコタカチ地区教育事務所は、当国北部のインバブラ県内南西部の山間部、人口約4万人の地方小都市に位置している。コタカチ市の半数以上が先住民族(キチュア族)で、スペイン語並びにキチュア語の二言語教育が実施されており、多文化共生に向けた教育が必要とされている。同教育事務所は、教育の機会均等の観点から、すべての子どもたちに適切で質の高い教育を提供することを目指し、教育省が策定する教育政策・教育計画の実施と管理を行っている。2022年現在、76校の学校を管轄している。配属先には、35名の職員が在籍しており、隊員は5名の政策支援課の職員と活動をともにする。年間予算は約26万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
現在実施されている算数授業は一方的な解説に偏った伝達型の授業方法が主体であり、体験的な活動や具体物を用いた活動がなされていない。また基礎的・基本的な知識・技能の習得を図るための活動として、子どもたちの思考力・判断力・表現力を伸ばすための授業の工夫が不足している。そこで2017年から活動した初代隊員は巡回先の学校の教員に対して、児童が興味を持つ分かり易い指導の方法(板書の工夫)や、算数教材の紹介、模擬授業や授業検討会といった算数指導力向上に資する活動を展開してきたが、教員の更なる指導力、技術向上を図るため後任の要請に至った。また、コロナ禍で一定期間通学できなかった児童・生徒も多く、学力面と精神面でのケアが課題が深刻となっている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先が管轄する学校(特に先進校)を巡回し、各学校の教員と共に以下の活動を行う。
1.各学校を巡回し、授業観察を実施し、教員の指導状況を把握する。
2.各学校の教員と協働し児童に対する算数の授業を実施する。
3.身近な材料を利用し、授業の効果を高める教具・教材の作成を支援する。
4.指導力向上のための研修会の企画・運営支援を行う。
5.公開授業、授業研究の紹介と導入のための支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務用品、機材一式(教室、ホワイトボード、算数教具など)
4)配属先同僚及び活動対象者
事務所長(40代女性、経験20年)
教育事務所計画調査員:50代男性(経験25年)、他3名
活動対象者:巡回先学校校長及び教員
児童 小学2~7年生(日本の1~6年生)
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
(教諭免許(校種・教科不問))
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(教員経験)3年以上 備考:教員へ助言・提案を行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(10~25℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)