要請番号(JL31823A09)
募集終了
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
環境省
2)配属機関名(日本語)
サンタエレナ岬沿岸海洋保護区管理事務所
3)任地( サンタエレナ県サリーナス市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先がある保護区は、サンタエレナ県の西端にあるサンタエレナ岬を中心に5万haの海域と200haの沿岸域で構成されている。エクアドル沖はペルーからの寒流(フンボルト海流)と北からの暖流(パナマ海流)が合流することで世界的にも特殊な海洋環境が生まれる海域である。その中でも同保護区の海域は海流が沿岸の大陸棚にぶつかることで同国内で最も豊かな漁場の一つとなっており、住民の多くが漁業によって生計を立てているが、長年の乱獲によって漁獲量は減少している。2008年、衰退した海洋生態系の保護と回復を目的として環境省によって同保護区が指定され、2012年に配属先である保護区管理事務所が設置された。管理事務所の年間予算は17万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同保護区には、様々な鳥類や海洋哺乳類が生息しており、特に冬期(6月~9月)はザトウクジラが多くみられることから、国内外から30万人が訪れる人気の観光地である。配属先は、ビジターセンターの管理のほか、生態調査、環境教育、観光客へのガイドツアー、清掃活動(海洋領域含む)、保護区内で営業する土産店や飲食店の管理など幅広い活動を行っているが、繁忙期は観光客への対応で本来実施すべき生態調査が十分に行えないなど、持続的な観光と調査・研究活動の両立が課題となっている。配属先は、より効果的な環境教育の実施及び可能であれば海洋生物の生態調査方法などについても支援を求めたいとして、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先スタッフと共に、主に以下の活動を行う。
1. 観光客や地域の教育機関に通う児童・生徒に対して、自然環境保護の重要性や意義を伝えるための環境教育を実施する。
2. 地域漁業関係者に対する水生動物(クジラ、アシカ、ウミガメ、海鳥等)保護のための啓発活動を実施する。
3. 現在実施されている海洋生物の生態調査方法の評価と改善点を提案する。
4. 配属先が実施する環境イベントやキャンペーン(清掃活動など)へ協力する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース(机、椅子)、事務用品(共用)、啓発用資料・教材、ダイビング用具一式
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:事務所長(40代女性、経験年数13年)、環境教育担当(30代女性、経験年数6年)、パークレンジャー(19名)
活動対象者:市内教育機関(約30校)に通う児童・生徒と教師、地域漁業関係者(498人)、保護区内で活動する小規模事業者(土産物店・飲食店)、観光客、市民
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)環境科学 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚とのバランス
[汎用経験]:
・自然保護やエコガイドに関連する活動経験
・環境関連、教育、企画・運営、営業等の経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(17~21℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)