【配属機関概要】

3）任地（ パスタサ県パスタサ市(プヨ) ） JICA事務所の所在地（ キト市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 5.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

パスタサ市(通称プヨ)は、エクアドル国中央部のアマゾン地域に位置し、標高950mにある。パスタサ県では最大の市であり、人口は8万3千人。配属先である市役所は、公共土木事業、環境整備、福祉・健康、観光、文化・スポーツ等、各種社会開発事業を提供している。同市役所サービス課は、保健衛生ユニット、サービスユニット、廃棄物処理ユニット、社会福祉ユニットに分かれており、隊員は廃棄物処理ユニットに所属される。同ユニットの職員は70名(市役所全体では約800名)、年間予算は35万米ドル。

【要請概要】

1）要請理由・背景

隊員が活動予定の廃棄物処理ユニットは、主に廃棄物処理と環境保全の二つを柱に、住民の生活環境の向上を目的として、それらの企画・計画・実施・モニタリングを行っている。環境保全については、これまで市内の教育機関を巡回し環境教育を実施したり、住民への家庭訪問をしながらゴミの分別や3Rを中心とした啓発活動を実施してきたが、依然として住民のゴミに関する意識は低く、問題は深刻である。配属先は、隊員を要請することで、新しい環境教育の手法を取得し、啓発活動に取り入れることで、環境保全を推進したいと考えている。また、高倉式コンポストについても関心を抱いており、学校等の教育現場の他、地域住民、各家庭における同コンポストの導入・普及を目的に隊員要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の同僚と協力し、以下の活動を実施する。
1. 配属先関係者に環境教育手法を紹介し、啓発活動の計画について助言する。
2. 教育機関や地域住民を巡回し、環境教育やゴミ分別、3Rについて啓発活動を行う。
3. 地域内学校における環境教育、リサイクル等に関する教材作成支援を行う。
4. 高倉式コンポストの導入について共に考え、実践するための支援を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務スペース(机、椅子)、パソコン、プロジェクター

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:ユニット長(男性、40代、経験年数7年)、技術者(男性、30代、経験年数1年)、他同僚2名(いずれも経験年数5年以下)、ごみ収集担当職員(約65名)
活動対象者:市内教育機関(市街地20校、郊外172校)の学校教員、児童・生徒、住民

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・コンポスト、一般家庭ゴミ等の啓発活動経験

　・環境関連活動の経験や知識

【地域概況】

【特記事項】