【配属機関概要】

3）任地（ ナポ県テナ市 ） JICA事務所の所在地（ キト市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ナポ県スポーツ連盟は1980年に設立、同県内の住民に対し、スポーツの普及・発展を目的として10競技の機会を提供している。競技者育成レベルの選手層への指導のみならず、一般市民に対しても、健康増進や娯楽としてスポーツを嗜める環境を提供する等、対象者は幅広い。選抜選手は少年から青年層までの各カテゴリーにおいて、国内外の各種大会に参加している。現在、51名の職員(うち、指導者23名)と約2200名の選手が在籍している。予算は約92万米ドル(2022年度)。これまでに2名のJICA海外協力隊(卓球)が派遣されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国スポーツ連盟は国家予算削減により、スポーツ分野の活動縮小を余儀なくされた。選手の海外派遣、国際大会参加の機会も削減され、指導者層の確保も困難な状況に陥った。十分な指導者の確保が難しく、一人の指導者で全選手を指導している分野もあり、空手道も同様の状況である。主要都市と比較すると競技者の数もレベルも劣っているが、10歳以下の部では国内大会で優勝した選手がいるなど、今後の成長が期待される選手が数多くいる。隊員には特に形の指導と規律を重んじた指導が期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の同僚と協力し、以下の活動を実施する。
1. 空手道の精神、規律、基本を重んじた練習メニューを提案する。
2. 初心者と中級者を対象に基礎基本(特に形)の指導を実践する。
3. 国内外大会出場選手の育成強化にかかる技術指導方法に対し、助言をする。
4. 市内の小中学校を訪問し、普及活動を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

道場(マット敷き)1箇所

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:指導者1名(男性、40代、糸東流、2段、指導経験7年)

活動対象者:選手86名(初心者、中級)【内訳:10歳以下(27名)12歳以下(23名)14歳以下(16名)16歳以下(12名)20歳以下(8名)】、市内の小中学生

【資格条件等】

[参考情報]：

　・糸東流の形に精通していると尚よい。

【地域概況】

【特記事項】