要請番号(JL31823B11)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家高等教育科学技術革新庁
2)配属機関名(日本語)
エクアドル中央大学哲学・文学・教育科学学部
3)任地( ピチンチャ県キト市 ) JICA事務所の所在地( ピチンチャ県キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
エクアドル中央大学は1826年に設立された当国で最も歴史のある教育機関の一つであり、配属先の「哲学・文学・教育科学学部」は1928年の発足以来、人文学系分野での研究実績だけでなく、教員養成課程においても数多くの卒業生を輩出してきた。現在、基礎教育課程(6~15歳対象)の教員養成コースでは約560名の学生が学んでおり、教員は理数系・文系に計17名が勤務している。学生には在学中に約6か月の教育実習・研修が義務づけられており、座学と実技研修を織り交ぜながら学位を修め、現場で必要な能力の習得に励んでいる。大学の年間予算は約126万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
国内の基礎教育課程におけるカリキュラムおよび指導案と教室実践はうまく連動しておらず、それは教員養成の現場でも同様であることから、本配属先においても長年指導の工夫を凝らしてきた。しかし、一方向的な授業形態や、教材・教授法の単調化の解決には繋がっておらず、特に算数教育においてその問題が顕著である。こうした状況の中で、日本の小学校教育一般および算数教育における教材の多様性や授業形態の柔軟性、生徒の理解度に合わせたアプローチなどをヒントに活路を見出すべく、教員および教員候補学生の指導力と科目理解度の向上を目指し本件の要請に至った。学内での講義の補助やカリキュラムの提案に加え、教材作成、教育実習への同行や研修の実施などの活動が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚と相談しながら、以下の活動を実施する。
1.教員の指導および学生の学習について助言をする。
2.カリキュラムと授業実践の連動性について、日本のケースを紹介しながら講義を支援する。
3.教育現場における、生徒の学習スピードのばらつきに対して的確なアプローチを施すための提案をする。
4.教材作成と適切な使用について、指導の補助をする。
5.算数教育分野において、指導力向上を目指した協力をする。
6.インクルーシブ教育の観点から、包括的な教育実践のためのカリキュラム作成や指導実践を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務所(プロジェクター、コピー機等)、授業用資材、教室内音響設備
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
基礎教育学科課長(50代男性、経験38年)
学科所属教員(30代男性、経験20年)
活動対象者:
講義担当教員、履修学生、管轄内諸学校教員
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:業務上必須
[経験]:(教員経験)10年以上 備考:同僚、学生への指導を担当するため
[参考情報]:
・授業実践、学級運営、カリキュラム策定などの経験・知識
・算数教育の知見・経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(9~21℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】