要請番号(JL31825B12)



・2026/2 ・2026/3 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国家高等教育科学技術革新庁
2)配属機関名(日本語)
チンボラソ工科大学 公衆衛生学部
3)任地( チンボラソ県リオバンバ市 ) JICA事務所の所在地( キト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、1969年に設立された県で一番歴史のある国立大学であり、経営学部、畜産学部、理学部、電子情報学部、機械学部、公衆衛生学部、自然資源学部の7学部を有している。このほかにも、研究センター、スポーツレクリエーションセンター、言語センターを有しているほか、他2県にも支部がある。約1万8千名の学生が在籍しており、約1100名の教授、講師が教鞭をとっている。公衆衛生学部に置かれる栄養学科を卒業後は、栄養士の資格を取得することができ、医療機関に従事する者が多い。公衆衛生学部の年間予算は約30万米ドル。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先であるチンボラソ工科大学は、エクアドル中央部に位置するエクアドル最高峰チンボラソ山の麓に位置する大学であり、公衆衛生学部は医学科、栄養学科、調理学科、健康促進学科の4つの学科で構成されている。チンボラソ県では、偏った食習慣、知識不足、生活環境等の要因で、特に乳幼児の慢性栄養不良が課題となっている。そのため大学では、県庁や民間企業、NGO等と連携しながら栄養改善のためのプロジェクトを立ち上げるなど、教育現場に留まらない活動も実践している。そこで、大学は栄養学の講義の質の向上とより広い視野をもつ人材の育成強化のため、同分野において経験豊富なJICA海外協力隊の要請がなされた。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の同僚と協力し、以下の活動を実施する。
1. 学科内の講師や学生に対して、乳幼児の栄養改善に関する知見を共有する。
2. 学生が実施する栄養改善に関する調査、分析に関して助言、提案をする。
3. 学生の実習先である医療機関の栄養指導や病院食について、助言、提案をする。
4. 地元の食材等を活用した栄養改善につながるレシピ等を提案する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務スペース(机、椅子)、パソコン、インターネット、調理実習室(調理に必要な一通りの道具は整備されている)、研究室
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:栄養学科教授(40代女性、栄養士、実務経験11年)、他講師27名(30代から50代、修士または博士、実務経験5年から13年)、その他調理学科の教員(26名)
活動対象者:栄養学科の学生(413名)、調理学科の学生(463名)、他学部の生徒、講師陣
5)活動使用言語
スペイン語
6)生活使用言語
スペイン語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はスペイン語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:同僚とのバランス
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(9~19℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)