2023年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL32423A05)
募集終了

国名
パラグアイ
職種コード 職種
D271 陶磁器
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

経済・社会開発企画庁

2)配属機関名(日本語)

サン・イグナシオ市グアラニー・イエズス会美術館

3)任地( ミシオネス県サン・イグナシオ市 ) JICA事務所の所在地( アスンシオン市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は1609年に建てられたイエズス会の美術館で、パラグアイにおけるイエズス会の伝道はここから開始されたという。現在使用されている建物としてはパラグアイ最古のもので、煉瓦造りの貴重な建造物となっている。内部は4つの展示室に分かれており、彩色豊かな木製の彫像や最初の伝道団の敷地の地図、建築時の教会の写真、フェリペ4世からの書簡などが展示されている。また、市民向けに陶芸、古典音楽、木工、絵画などの教室も無料で行っている。予算は拝観料でまかなっているため毎年異なるが、ガイドの給料や光熱通信費などにあてがわれる。これまでJICA海外協力隊員の派遣実績はない。

【要請概要】

1)要請理由・背景

サン・イグナシオ市周辺では、約400年前から伝統的に陶器(低温度で焼いた素焼きの甕や鉢など)が作られており、美術館では9年前から先住民族によるものも含めて歴史的な陶器の修復作業を行っている。この作業は「生きた美術館(Museo Vivo)」として実施されており、そこでは子供から大人までを対象に陶芸教室も無料で提供している(午前・午後、週2回程度)。教室の講師や生徒が、他国の陶芸について知って取り入れることにより、デザインや成形、焼成の技術が向上することが期待できるとして、日本の陶芸技術の紹介を求めて本要請がなされた。将来的には、陶器をサン・イグナシオ市の一村一品の産品とすることも期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

陶芸教室の担当者とともに、以下の活動を行う。
1.市民向けに手びねりでの陶芸教室を実施する(障害児を含む子供、青年、成人の各クラス)。
2.陶芸家に対し陶器作りに関する助言を行う。
3.隣接するカトリカ大学と協力し、新しいデザインの導入を検討する。
4.可能であれば、先住民族の陶器作りに関する調査を支援する。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

電気窯2台(1000度まで)、土練りや型どり用の台2台

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
学芸員2名(男性、50代)
陶芸教室担当者(女性、40代)
その他4名
活動対象者:
インストラクター(アルゼンチン人)
陶芸教室参加者:平均25名

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:業務遂行上必要

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖湿潤気候) 気温:(0~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・住居はホームスティの離れまたはアパートの一室となる予定。
・COVID-19の影響により、今後、活動内容が一部変更になる可能性有。変更時には配属先およびJICA事務所と相談しながら、活動を展開していくこととなる。