2021年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL32721A09)
募集終了

国名
ペルー
職種コード 職種
G215 学芸員
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

文化省

2)配属機関名(日本語)

イカ地方博物館“アドルフォ・ベルムデス・ジェンキンス”

3)任地( イカ州イカ市 ) JICA事務所の所在地( リマ市サンイシドロ区 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は1946年に設置された文化省管轄の国営の地方博物館で、国内の考古学研究の重要拠点の一つである。主にイカ州内に点在する、プレインカ文明期からインカ文明(紀元前2,000年-1,500年頃)の遺跡からの出土品の研究と保存および展示を行っている。収蔵品約3万点のうち約400点を常設展示している。さらに、今なお発掘調査による出土品や未分類の文化財も多数持ち込まれている。年間予算は約16万米ドル。2007年、米国政府より2万米ドルの資金協力を受け、2014年には日本の無償資金協力「イカ州博物館展示・保存機材整備計画」による支援を受けた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

ペルーはエジプトやメソポタミアに匹敵する古代文明遺跡を有し、現在も様々な発掘調査が実施されている。イカ州はかつてパラカス文明やナスカ文明が栄えた地であり、配属先は早くから考古学研究の重要拠点として発掘調査と出土品の研究・保存活動を行ってきた。日本の無償資金協力による支援にて、2016年にリニューアルオープン。以降、地域の教育機関としての機能を強化し、市民の自国の文化財への関心と理解を深めたい意向。前任である初代隊員は、来館者向けのワークショップや小中学生向けのパンフレット作成に携わるなど、精力的に活動していた。配属先は今後も隊員から様々なアイデアの提供と実施補助を求め、後任要請となった。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先スタッフと共に主に以下の活動を行う。
1.博物館内の案内や展示方法の改善について助言
2.来館者向けのイベントの企画・実施、および案内パンフレット類の作成補助
3.文化財保全についての理解を促す教育教材の作成
4.地域の小中学校を訪問し、文化財保全に関する啓発活動や広報活動の実施

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、プリンター、文房具類一式

4)配属先同僚及び活動対象者

1.博物館館長 50代 女性 大学卒
2.カウンターパート 30代 女性(考古学者)
3.博物館スタッフ 20-50代 男女 約15名
4.大学生ボランティアスタッフ:20代の男女数名(時期による)
活動対象者:地域住民(子ども、大人、高齢者)、国内外からの観光客

5)活動使用言語

スペイン語

6)生活使用言語

スペイン語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(学芸員)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:同僚とのバランス

[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚とのバランス

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(砂漠気候) 気温:(15~32℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

2021年4月現在、感染状況により変化するが、感染予防プロトコール(入館人数制限なども含む)を遵守して開館されることもあり、配属先職員も交代で出勤している。なお、小中学校での対面授業は再開されておらず、オンライン授業が行われている。