【配属機関概要】

3）任地（ ランバイェケ州チクラヨ市 ） JICA事務所の所在地（ リマ市サンイシドロ区 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

SERNANPは、全国76ヶ所の国立自然保護区等の管理及び生物多様性の保護を統括する機関。環境省管轄の組織として2008年に設立され、国立公園をはじめ自然保護区とその生態系保護、管理の他、自然環境保護を担う関係機関(州政府、市役所、民間組織)との連携促進や地域住民への環境教育、啓発活動も行っている。
配属先は、2001年に認定された約5000ヘクタールの熱帯乾燥林が広がるポマの森歴史保護区内の動植物に加え、プレ・インカ時代のシカン文明の遺跡も保護している。現在、本要請の前任者となる隊員が活動中(2024年7月まで)である。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ポマの森歴史保護区は、チクラヨ市から30㎞程離れたフェレニャフェ郡ピティポ地区に位置し、熱帯乾燥林のキャロブの木やシカン文明のピラミッドが散在するのが特徴的である。配属先はビジターセンターを拠点とし、管理業務のほか自然環境保護と観光の融合によるエコツアーの推進、住民啓発や環境教育も行っている。これまで活動してきた隊員は、保護区周辺の幼稚園生や小中学生を対象に自然保護区の意義や役割、生物多様性、森林保全の啓発セミナーを実施しており、配属先は継続的な支援を期待している。また、保護区のPRや活動紹介など広報業務も強化していきたいと考えており、これらのテーマに協力可能なJICA海外協力隊が求められているため本要請に至った。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先関係者と協力して、以下の活動を行う。
1.保護区周辺の幼稚園、小中学校における環境教育の授業実施。
2.保護区周辺のコミュニティにてニーズに沿った講習会の実施。
3.保護区の特徴や活動をPRするためにSNS等を活用した広報活動への協力。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

配属先執務室内事務机、プリンター等の事務機器、ビジターセンターほか

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先関係者:代表:50歳代女性
職員5名(観光専門、環境保全専門、他3名:30歳代)
総務担当4名(30～50 歳代)。
保護区内パークレンジャー:7名(40～50 歳代)

活動対象者:保護区周辺住民、学校関係者

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・自然保護やエコガイドに関連する活動経験

　・環境関連活動の経験や知識

[参考情報]：

　・SNSを活用した広報経験があればなおよい

【地域概況】

【特記事項】

住居は、原則ホームステイとなります。
ランバイェケ州フェレニャフェ郡にある保護区内ビジターセンターに宿泊することもあります。