【配属機関概要】

3）任地（ アマソナス州チャチャポヤス市 ） JICA事務所の所在地（ リマ市サンイシドロ区 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機 で 約 2.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

首都リマに本部を構える手工芸観光技術革新センターは、国内の公・私7センターに対し、地域の工芸品製造と観光事業の技術支援、人材育成、市場傾向等の情報提供を行うことにより、工芸品や観光サービスの向上を図り、国内外の競争力強化を目的としている。配属先は州都に位置し、民間基金により設立・運営されているが、2009年からは通商観光省からの支援も受けている。CITEウトゥクバンバの登録手工芸グループ数は27、手工芸者数は840名であり、そのうち95%が女性、90%は地方部に居住している。2019年から続くJICA技術協力事業では、同市を中心に観光開発セクターの人材育成や手工芸品マーケティング等を実施中。

【要請概要】

1）要請理由・背景

アマソナス州では、主に織物(羊毛・綿)・木工製品・陶器・皮製品・装身具の手工芸品が有名であり、その中でも織物が特に盛んである。配属先は、CITE本部の支援を受けつつ、地域の生産者グループを巡回し、技術指導やマーケティング支援を行っている。また、2021年にはCITEウトゥクバンバ・オリジナルブランド「La RUECA」ウェブサイトを立ち上げ、品質の担保、手工芸品の販売促進に寄与している。一方、手工芸品のデザイン向上を求める声が多く、地域の伝統や文化を生かしつつ、観光客および国内外のニーズを満たすデザインや販売促進に関する協力を求め、隊員の要請がなされた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

アマソナス州の手工芸品(主に織物)について以下の活動を行う。
1. 域内の手工芸者や手工芸品の現状を調査、把握する。
2. 域内の登録手工芸者グループ等を巡回し、デザインの向上にかかる指導・助言を行う。
3. 工芸品の流通、国内外へ販売するためのマーケティングに関する助言を行う。(配属先敷地内に販売所あり)
4. 域内の文化的背景に基づくウトゥクバンバ・ブランドの運営を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

PC、カメラ、事務机、ミシン(直線縫い、レザークラフト用、オーバーロック、刺繍)、編み機、木工用CNC

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
所長(30歳代男性)
カウンターパート(20歳代女性・事務職)
その他、技術・事務職7名(30～50歳代)

活動対象者:域内の手工芸者グループ(主に女性メンバー)

【資格条件等】

[参考情報]：

　・デザインに関する実務経験

　・繊維・衣類・織物のデザイン経験

【地域概況】

【特記事項】

・住居は原則ホームステイとなる。