要請番号(JL42424B07)
募集終了


・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
公共事業住宅省
2)配属機関名(日本語)
ザルカ車両整備所
3)任地( ザルカ ) JICA事務所の所在地( アンマン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
首都アンマンの隣の県、ザルカの郊外に位置する省直下の施設。広大な敷地に整備工場が複数あり、公共事業住宅省が抱えている建設機械、重機、トラック(ピックアップトラックも含む)等の車両整備や修理をメインに、一部公用車である普通自動車の整備と修理も担っている組織。中型自動車以下の車両を扱う自動車整備工場と主に重機を扱う建設機械・重機工場、修理に使うための部品再生部門(工場)の大きく分けて3つの部門がある。管理部門を含めて85人が勤務、900台が整備対象車両。ヨルダンの各県に省直下の整備工場があるものの、地方都市の工場は稼働していないことが多く、ザルカの工場で整備や修理を担っている状況。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2000年に省管轄の車両整備を担う工場として設立された。保有車両としては20年以上前に外国(日本を含む)から供与されたものも多くあり、いまだに稼働中のものもある。しかしながら退職等により、古い車両ほど適切な整備が出来るエンジニアが不足している状況である。同施設へは既に外務省の無償資金協力で新たな車両供与が予定されており、この計画段階で、これまでの車両整備への支援としてJICA海外協力隊へのニーズが持ち上がり要請につながった。自動車整備工場での要請が同時に出ているが、建設機械は特に古い車両の整備ニーズが高い状況。コマツ車両が全体の7割を占めており、その他はキャタピラーが多い。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
・日々の整備実務(主にコマツ、キャタピラー社の車両。動力装置、走行装置、作動装置など全般の修理対応が求められる)を通して、お互いの経験、知識を共有する。
・多種多様な車両を扱うため、作業員の不得意としている分野や車両を主に扱うことで、全体の質の底上げを図る。
・活動に余裕があれば、安全や整理整頓等のアイディア共有を同僚と話し合いながら進める。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
ホイールローダー、パワーショベル、ブルドーザー、ダンプトラック、クレーンなど多種多様。主にコマツ、キャタピラー、Volvo製。
4)配属先同僚及び活動対象者
・配属先長:男性50代(JICAの研修を受けた経験あり。元建設機械エンジニア)
・他管理部門に10名以下が勤務。
・70名強の現場作業員(20代から50代まで幅広い層)が主な活動対象者。
5)活動使用言語
アラビア語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(建設機械整備技能士1級)
(2級ガソリン・ジーゼル自動車整備士以上)
[性別]:(男性) 備考:同僚はすべて男性
[学歴]:(高卒) 備考:同僚が高卒以上のため
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:整備実務を行うため
[参考情報]:
・部品を分解して修理し組み立てる技術・経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
現地職員と共に働く過程を通した改善が期待されており、指導者ではなく同僚技術者としての活動が求められている。