要請番号(JL42425A03)
募集終了



・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
観光遺跡省
2)配属機関名(日本語)
サルト歴史民俗博物館
3)任地( アンマン ) JICA事務所の所在地( アンマン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は2010年11月に開館、観光遺跡省バルカ支局が運営管理を行っている。同館は歴史的建造物を改装し、内部にはサルトの歴史紹介や民族衣装・調理器具・薬草・香辛料等伝統的生活様式が展示されている。2012年9月~2016年8月まで、山口県萩市のまちづくりをモデルにJICA技術協力プロジェクト「サルト市における持続可能な観光開発プロジェクト」が実施され、町全体を「屋根のない博物館」として活性化させる「サルト・エコミュージアム構想」の中心的役割を果たしてきた。観光隊員が来館者アンケートの実施・分析、SNSを使った広報活動等を主な活動とし、2024年1月まで派遣された。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は「エコミュージアム構想」に基づき、地域住民による文化資源の発掘、観光活動への参加を推進する役割を担っている。地域住民の観光促進活動への参加を支援するため、ワークショップやイベントなどを通して、地域への啓発活動を行ってきた。今後も引き続き、サルト市における持続的な観光開発を推進し、「街ごと博物館」としての地域の観光産業を活性化させ、地域経済の成長につなげたいと考えている。サルトの街は世界遺産に登録されている一方で、使われていない古い建物も存在し、これらを有効活用し、観光産業の活性化させたいと考えている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先同僚や地域住民、地域の大学と連携・協働しながら以下の活動を行う。
1.サルト市における観光資源となりうる建物の現状把握のための情報収集を行う。
2.地域の大学(建築学部)と協力し、再生可能な古い建造物に関するベータベースを作成する。
3.古い建物を再生利用した商業施設(宿泊施設や飲食店)の可能性を調査し情報をまとめる。
4.地域内外を問わず、これらを利用した観光産業への参入者を誘致する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
共有PC(Windows)、プリンター
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】
博物館館長(男性/50代)
博物館の実務運営担当者(1名/40代/女性/大卒)
【活動対象者】
地域住民、大学生
5)活動使用言語
アラビア語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:地域慣習上の適性
[学歴]:(大卒) 備考:同僚が大卒のため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく活動があるため
[汎用経験]:
・地域社会を対象とする活動の経験
・(企業・自治体等での)業務調整の経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
古い建造物の良さを活かしながら観光サービスコンテンツに再生することを目指す活動。地域住民が観光産業による経済活動の恩恵を受けられるような仕組みづくりを考えます。居住地はアンマンの予定。活動場所はバスで1時間くらい離れたサルト市となる。