要請番号(JL42425A16)
募集終了


13代目
・2025/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
高等教育省
2)配属機関名(日本語)
ヨルダン大学外国語学部アジア言語学科
3)任地( アンマン ) JICA事務所の所在地( アンマン )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
1962年設立のヨルダンで最も歴史ある国立大学。18学部、大学院及び専門機関を有し、約4万人の学生が在籍する。外国語学部はアジア、ヨーロッパ、言語、仏語仏文、英語英文の5学科で構成されている。日本語コースは1993年に開設され、同学部の第三外国語必修選択科目として隊員により初級1~3の授業が行われてきた。日本語専科の設立を目指す動きもあったが、条件を満たすヨルダン人講師が確保できず、実現には至っていない。しかし、全学部対象の日本語履修科目が開講されるなど、日本語や日本文化に興味を持つ学生の貴重な受け皿となっている。2023年から東京外語大との連携派遣が実施されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
日本語コースはその開講以来、常に受講希望者が多いが、大学での現地人日本語教師の雇用が実質不可能なため、継続的な隊員の派遣によるコースの運営・実施が行われている。隊員の派遣再開となった2022年3月からは、講師不在により中断していた日本語コースも再開された。また、JICA帰国研修員同窓会(JAAJ)が運営している日本語講座でも、ヨルダン大学日本語コースを終えた学生や一般の日本語学習者、また他校で初級日本語を教えている先生等が継続的に日本語を学んでおり、配属先以外にも活躍の場がある。本件は異文化理解の深化と共生を目指し、二国間の架け橋となる人材を育成するため、要請されることとなった。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.外国語学部関係者との調整、指導計画立案などを行い、ヨルダン大学日本語コースの運営及び授業を行う。
2.弁論大会や日本関連行事の開催に向けた準備及び検討を日本国大使館、ヨルダン大学、外部の日本語教育機関の担当者とともに行う。
3.配属先以外の教育機関の日本語学習者に対する日本語教育支援。
4.大学連携派遣の短期隊員の活動支援。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
使用教材:『にほんご45じかん』『にほんごつぎの45じかん』、eラーニングサイト:日本語らくだ、歴代隊員作成教材
授業はプロジェクターを利用して行われている。
4)配属先同僚及び活動対象者
【大学】学科長(男性)、外国語学部生及び他学部生(男女/初級前半学習者約30名
5)活動使用言語
アラビア語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(修士) 備考:大学教員として授業を行うため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:大学教員として実務にあたるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
配属先にはヨルダン人日本語教師はおらず、隊員2名によるコース運営となる。隊員は大学講師としてコース運営を担うことになる。現地教員の育成ではなく、日本語を学びたい学生に対する学習機会提供を目的とする案件である。