要請番号(JL46916B04)
募集終了

4代目
・2017/1 ・2017/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育・職業訓練省
2)配属機関名(日本語)
アル・ハウズ県支局
3)任地( アル・ハウズ県タハナウト市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道+バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
県ごとに配置されている国民教育職業訓練省の支局のひとつで、県内の小・中・高等学校を管轄している。教育施設の管理、教員や職員の配置・管理、生徒数の管理、教育内容の質の管理、プロジェクトの受入れ支援、教育省から指示のあった政策・施策の実施、問題の調整などを行っている。日本は2002年「地方部中学校拡充計画」により全国に約100校の校舎建設および機材整備のための円借款を供与し、同県支局管轄内に2校の中学校を建設した。2015年10月より前任の小学校教育JV、環境教育JV2名(車で30分程の村に)が派遣され、2016年7月よりコンピューター技術JV、9月より理科教育JVが派遣される予定である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
モロッコでは1999年から2009年までを「モロッコ国教育の十年」と定め、基礎教育の普及に取り組み、その結果初等教育純就学率は大幅に改善した。一方で留年率・退学率は依然として高いほか、他国と比較した場合学習到達度の低さ、都市部と地方部の格差などが問題とされている。新たな政策である「中期開発計画2013~2016」が実施され、その中でも教育の質改善が求められている。主要教科(算数、フランス語、アラビア語、イスラム教)などが優先されること、体育や図工に関して教員の知識・体験やそれら教科の重要性への認識不足から、小学校でほとんど実施されていない。また、小学校では座学中心で、児童ひとりひとりの個性を認め、他児童と協力して何かを実現することなどに関する教育がほとんどなされていない。そこで、教育の質の改善を目的として、体育や図工を通して児童の情操を高め、通学が楽しくなるような教育のやり方を紹介する。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
市内の小学校で教員と児童を対象とした以下の活動を、配属先や教員と相談しながら実施する。
1.市内1~2校の小学校にて、児童を対象に体育、図工の授業を教員と協力して実施する。
2.写真やビデオなどを用いた視覚教材を作成し(同任地ボランティアとの協力が考えられる)、授業内の活用を支援する。
3.県支局の協力を得ながら、小学校の教員に向けて体育や図工、情操教育の重要性、日本の教育(歴史、制度、現状など)について、などの研修会を実施する。
前任は低学年への算数のより良い教え方や、児童間の理解度格差を減らすための活動、同地域の他のボランティアと協力し、理科教育・環境教育にかかる教材・授業作り(防災、環境教育)なども実施している。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
黒板、体育用具、パソコン、プロジェクター等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先:教務主任(男性50代)
体育担当視学官(男性40代)
対外協力担当(男性50代)等
活動先:校長(40~50代)、教員(20~50代)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)