2016年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46916B05)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
交替
5代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2017/1 ・2017/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国民教育職業訓練省

2)配属機関名(日本語)

テトゥアン県支局

3)任地( テトゥアン県テトゥアン市 ) JICA事務所の所在地( ラバト )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

県ごとに配置されている国民教育職業訓練省の支局のひとつで、県内の小・中・高等学校を管轄している。教育施設の管理、教員や職員の配置・管理、生徒数の管理、教育内容の質の管理、プロジェクトの受入れ支援、教育省から指示のあった政策・施策の実施、問題の調整などを行っている。日本は2002年「地方部中学校拡充計画」により全国に約100校の校舎建設および機材整備のための円借款を供与し、同県支局管轄内に2校の中学校を建設した。2015年10月から小学校教育、体育、音楽のボランティアが活動し、2016年8月からはコンピューター技術が派遣される。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコでは1999年から2009年までを「モロッコ国教育の十年」とし基礎教育の普及に取り組み、初等教育純就学率は大幅に改善した。一方で留年率・退学率は依然として高いほか、他国と比較した場合学習到達度の低さ、都市部と地方部の格差などが問題とされている。現在新たな政策である「中期開発計画2013~2016」が実施され、その中でも教育の質改善が求められている。主要教科(算数、フランス語、アラビア語、イスラム教)などが優先されること、教員の知識・体験やそれら教科の重要性への認識不足から、体育、図工は時間割にあるものの(音楽はない)小学校ではほとんど実施されない。また、児童ひとりひとりの個性を認め、他児童と協力して何かを実現するなどの教育はほとんどなされていない。前任は体育、図工、音楽の授業を教員と協力しながら実施しているが、今後は定着を目指して、教員が主体となるように教員や配属先に働きかける。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

市内の小学校にて、児童と教員を対象とした以下の活動を、配属先と教員と相談しながら実施する。
1.市内1~2校の小学校にて、児童を対象に体育、図工、音楽の授業を教員と協力して実施する。
2.図工、体育、音楽の授業をすることに慣れていない教員が、主体となって授業をやる、やりやすい方法を提示する。
3.県支局の協力を得ながら、小学校の教員に向けて体育や図工など情操教育の重要性、日本の教育(歴史、制度、現状など)について、などの研修会を実施する。
他任地の同職種JVは低学年への算数のより良い教え方や、児童間の理解度格差を減らすための活動、既存や作った視聴覚教材を教材に利用する、などの活動も実施している。同任地のコンピューター技術ボランティアとの協力した活動も考えられる。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

黒板、図画工作用具(はさみ、のり)、体育用具(ボール)、(学校によっては)プロジェクター等

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先:教務主任(男性50代)、体育担当視学官(男性40代)、対外協力担当(男性50代)等
活動先:校長(40~50代)、教員(20~50代)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(    ) 備考:

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】