要請番号（JL46922A05）
募集終了
4代目
| ・2023/1 ・2023/2 |
【配属機関概要】
1）受入省庁名（日本語）
高等教育・科学研究・イノベーション省
2）配属機関名（日本語）
カディ・アヤド大学
3）任地（ マラケシュ県マラケシュ市 ） JICA事務所の所在地（ ラバト県ラバト市 ）
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 鉄道 で 約 4.0 時間 ）
4）配属機関の規模・事業内容
本大学は1978年に設立され、全国に12ある国立大学の1つでマラケシュ市、サフィ市及びエッサウイラ市にキャンパス(6学部、6機関)を有し、全学生数約95,000名、教員数1,600名、職員数800名。マラケシュ市には文学・人間科学部、医学・薬学部、法学・経済・社会科学部、理学部(Semlalia地区)、理学・技術学部(Gueliz地区)、高等師範学校、国立経営管理学校、国立応用科学学校が設置されている。文学・人間科学部では約17,000名の学生が英語、仏語やアラビア語の語学・文学、地理学、史学、イスラム学、哲学及び社会学など13の学科及び修士・博士課程で学んでいる。日本語の授業は、文学・人間科学部修士課程の選択必須科目としての講座と学内向け公開講座(単位の対象外)が予定されている。
【要請概要】
1）要請理由・背景
文学・人間科学部には日本に高い関心を持つ学生が多く、大学としても日本語や日本の文化等を学ばせたいという意向もあり、2014年から日本語教育の隊員派遣が開始され、前任の協力隊員(3代目)が2020年3月まで活動していた。前任隊員は、同学部修士課程の応用外国語専攻の選択必須科目として日本語講座を担当するとともに、大学公認の「日本文化クラブ」と協力して日本語の公開講座の実施に尽力した。日本語講座を担当するモロッコ人講師はおらず、隊員中心の活動となるが、公開講座については学生が入門と初級クラスの講師役を担うなど同クラブも講座の運営に係わっていた(現在は隊員不在もあり公開講座も中断している)。
2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）
大学責任者や同僚と協議しながら以下の活動を行う。
1. 修士課程の応用外国語専攻の選択必須科目である日本語講座の運営・授業実施(入門～初級、週1～2コマ2～4時間)
2. 日本語公開講座の運営・授業実施(入門～中級、週5コマ7.5時間程度)
3. 「日本文化クラブ」の側面支援、日本文化理解向上のためのイベントの企画・開催
4. 他大学の同職種隊員やモロッコ人日本語関係者と協力し、日本語能力試験(JLPT)や日本語スピーチ大会の実施支援(ともに2020年、2021年は中止。JLPTについては2022年12月に実施予定)
3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
日本語専用教室、パソコン、プリンター、日本語関連書籍、『みんなの日本語 初級Ⅰ、Ⅱ』、『中級へ行こう』
4）配属先同僚及び活動対象者
【配属先責任者】 副学長 (その他、文学・人間科学部長、英語・英文学部門修士課程担当教授も活動内容に関与)
【配属先同僚】 協力・国際関係課の担当、文学・人間科学部の事務スタッフ
【活動対象者】 日本語講座の受講学生(必須科目約80名、公開講座約100名)
5）活動使用言語
フランス語
6）生活使用言語
アラビア語
7）選考指定言語
英語(レベル:C)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]：（日本語教育に関する資格）
[性別]：（ ） 備考：
[学歴]：（大卒） 備考：高等教育機関で指導するため
[経験]：（実務経験）3年以上 備考：経験に基づいた指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]：（ステップ気候） 気温：（5～45℃位）
[通信]：（インターネット可 電話可）
[電気]：（安定）
[水道]：（安定）
【特記事項】
・現地語(モロッコ方言アラビア語)については、現地訓練期間に語学研修を行う。
・文学・人間科学部のホームページ http://www.flm.uca.ma/?msclkid=171a9af7a6a711ecb492aaad4396bef2
・「日本文化クラブ」 https://www.facebook.com/JCCMarrakech