要請番号(JL46922A06)
募集終了
8代目
・2023/1 ・2023/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
高等教育・科学研究・イノベーション省
2)配属機関名(日本語)
シディ・モハメッド・ベン・アブドゥッラ大学
3)任地( フェズ県フェズ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
本大学は1970年に設立され、全国に12ある国立大学の1つでフェズ市及びタザ市に4つのキャンパス(8学部、4機関)を有し、全学生数約94,000名、教員数1,700名、職員数700名。日本語講座が開講されるキャンパス(Dhar El Mahraz)には文学・人間科学部の他に、法学・経済・社会科学部、理学部が設置されている。文学・人間科学部には、仏語、英語、西語、ドイツ語やアラビア語の語学・文学、イスラム学、史学、地理学、哲学、社会学、心理学の11の学科及び修士・博士課程がある。日本語は学生向けの公開講座(単位の対象外)の位置付けとなる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
前任の協力隊員が2019年8月から2020年3月まで本大学の学生を対象に日本語の公開講座(5クラス約120名)を担当していた。単位の対象とならない講座となるが、アニメなどを入口として日本文化や日本語に興味を持つ学生は多く、毎年定員を超える新規の受講希望者がおり、選考を行うほどである。2020年3月以降、協力隊員の不在、そして新型コロナウイルスの影響もあり講座を中断している。大学としては、日本語や日本の文化・社会などの理解促進とともに、日本への留学やモロッコの日系企業への就職を後押しするべく、日本語講座の早期の再開を望んでいる。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
大学責任者や同僚と協議しながら以下の活動を行う。なお、一緒に教えるモロッコ人講師はいないため、隊員が講座の運営・実施を担当する。
1. 日本語講座の運営(受講者の募集、クラス編成、試験・成績付け等の事務全般を含む)
2. 日本語講座の授業実施(週10コマ15時間程度、レベルは初級程度、各年の状況により変更あり)
3. 日本文化理解向上のためのイベントの企画・開催
4. 他大学の同職種隊員やモロッコ人日本語関係者と協力し、日本語能力試験(JLPT)や日本語スピーチ大会の実施支援(ともに2020年、2021年は中止。JLPTについては2022年12月に実施予定)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
日本語専用教室、CDプレイヤー、『みんなの日本語初級Ⅰ、Ⅱ』(副教材あり)、日本語能力試験の対策教材
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先責任者】 文学・人間科学部長(男性・50代)
【配属先同僚】 文学・人間科学部の事務スタッフ
【活動対象者】 日本語講座の受講学生(公開講座約120名)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:高等教育機関で指導するため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づいた指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・現地語(モロッコ方言アラビア語)については、現地訓練期間に語学研修を行う。
・文学・人間科学部のホームページ http://www.fldm.usmba.ac.ma/?msclkid=31a4b06ba6a911ec8c9043cdd476317e