2022年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46922A09)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
G234 美容師
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

青年・文化・通信省

2)配属機関名(日本語)

ベニメラル・ケニフラ地方局

3)任地( ベニメラル県ベニメラル市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同省では社会的事業政策の一環として、女性の能力を強化し、社会的統合を促進することを目的とした「女性の家」を各地に展開している。その施設における活動の一つに職業訓練コースがあり、、基礎的な教育の拡充、社会における役割の拡大、就労の機会のための教育を提供している。職業訓練分野には、裁縫、美容、情報技術、料理、保育等のコースがあり、訓練期間は通常2年で、修了者には免状が交付される。配属先には過去にJICA海外協力隊員が複数名派遣されており、青少年活動、服飾、幼稚園教諭などの分野に携わってきた。近年では2020年3月まで家政・生活改善の隊員(1名)が活動していた。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコでは年々美容やエステティック分野への関心が高まっており、美容師やエステティシャンの需要が増してきているものの、十分なスキルを身に着けた人材が足りていない。地方部ではとくに新しいモードやテクニックに触れる機会が少なく、現代のニーズに訓練センター側の講義・実習レベルが追いついていないのが現状である。変化が進む美容業界で経験を積み、専門技術を訓練コースの講師や訓練生に伝え、最終的に女性達の修了率・就職率の向上を目的とした包括的支援が可能となるよう、今回JICA海外協力隊員の要請がなされた。訓練生の教育レベルのばらつきも課題であるが、それぞれの知識・技術の底上げをはかり、授業内容の改善に向けた取り組みが求められている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

女性の家で行われている美容の訓練コースにて、同僚の講師と協力し、以下のような活動を行う。
1. 美容技術一般(カット、カラーリング、パーマ、メイク、ネイル、マッサージ等)の実技・座学の講座
2. 講師・訓練生向けの教材の作成
3. 接客技法の向上
4. 訓練生への進路支援

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

美容・理容器具一般(美容ハサミ、ドライヤー、髪留め用コーム、マネキン、ヘアブラシ、ヘアクリップ、霧吹き)、講習室(ホワイトボード、机・椅子、戸棚)

4)配属先同僚及び活動対象者

地方局長(女性)
女性の家地方支部長(女性/40~50代)
女性の家地方支部調整役(女性/40代)
職業訓練コース責任者(女性)
講師(女性/20代~30代)
訓練生 (女性/15~30歳 約25名)

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(美容師)

[性別]:(女性) 備考:訓練生は女性のため

[学歴]:(専門学校卒) 備考:訓練生の指導に必要なため

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:即戦力として係わるため
    (指導経験)2年以上 備考:講師の指導に必要なため

[参考情報]:

 ・エステ技術の知識・経験があるとなおよい。

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~45℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

活動の対象者は経済的・社会的に困難を抱えた若年層の女性達である。彼女達の殆どはフランス語を苦手とするため、講義は基本現地語(モロッコ方言アラビア語)で行われている。隊員は赴任後に現地語の研修を受講し、基本的なやりとりができるようになることが求められる。