2022年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46922A12)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
H107 助産師
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
交替
2代目
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/1 ・2023/2 ・2023/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健・社会保障省

2)配属機関名(日本語)

シディスリメン県保健支局

3)任地( シディスリメン県シディスリメン市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 1.5 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同配属先は県内複数の保健センター(分娩施設付保健センター含む)ならびに簡易診療所を管轄しており、母子保健分野に関しては妊婦健診、母親学級、家族計画などリプロダクティブヘルス全般の相談、乳幼児の予防接種などを行っている。また村落部へは巡回診察を行い、妊産婦への保健サービスの普及を図っている。保健センターにおいては妊婦健診プログラムの一環として母親学級を実施することになっているが、まだ十分定着しておらず、新型コロナウイルス感染症の拡大により一時中断されていたところも多い。モロッコでは現在保健・医療体制の強化が喫緊の課題であり、国の保健計画2025の中に母子保健プログラムの強化も含まれている。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコにおいて、JICAはこれまで無償資金協力「地方村落妊産婦ケア改善」による産科関連医療施設、技術協力プロジェクト、国内研修を中心とした保健人材の育成に重点を置いた協力を行ってきた。同省では2009年より妊婦の知識向上を図るため母親学級の全国展開を進めており、同支局には2018年10月より助産師隊員が派遣され、県内各地の保健センターにおいて母親学級普及など啓発活動を行っていた。現在各保健センターは新型コロナワクチン接種会場としての役割を担いつつ、中断や縮小していた母親学級を再開するため、引き続き隊員の母親学級の定着・質の向上にかかる支援が必要であるとして本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

県保健支局のSRES(地域保健、巡回診療等の業務を担当する部署)に所属し、母子保健担当者と協力しながら、以下の活動を行う。
1. 県内保健センターの母親学級の実施状況追跡調査、提言、質の向上を図る。
2. 母親学級が実施されていない保健センターでの普及と定着を図る。
3. 産前・産後健診の質の向上を図る。
4. 母子保健サービスの改善に向けた支援を行う。
5. 保健医療現場の環境整備の啓発活動を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

啓発用教材(紙芝居、母子手帳、普及ガイド等)

4)配属先同僚及び活動対象者

県支局長兼SRES長(医師、男性)
母子保健推進担当者(女性)
保健センタ―担当医
各保健センタースタッフ(助産師、看護師)
妊産褥婦

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(助産師)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚の指導が必要なため

[参考情報]:

 ・母親学級の実務経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可  無線)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

本要請は啓発活動のみで身体への侵襲行為は行わない。現在新型コロナ感染予防対策措置が取られている中、母子保健サービスや設備環境は各保健センターで差があること、医療従事者は日本とは業務への考え方が異なることを考慮し、その状況の中で出来ることを実行することが求められる。