要請番号(JL46923B01)
募集終了
1代目
・2024/2 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・海洋漁業・地方開発・水・森林省
2)配属機関名(日本語)
農業普及公団ベンクリール農業指導センター
3)任地( ケニフラ県ベンクリール村 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス+車 で 約 8.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
地域に根ざした農業指導システムの確立と質の高いサポートを提供するために2013年に創設された農業普及公団(ONCA: Office National du Conseil Agricole、農業省の組織)の出先機関であり、ベニメラル・ケニフラ地方農業指導局の下部機関となる。ケニフラ県には3つの農業指導センター(ケニフラ、ベンクリール、アグルムース)があり(全県をカバーしているわけではない)、配属先は6つのコミューン(地方行政の最小区画)を管轄し、農家への直接訪問、メッセンジャーアプリ(WhatsApp)を使っての情報共有、研修や啓発活動等を通じて指導を行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国における農業セクターはGDPの12%(2021年)を占め、全労働者の33%(2019年)が農業に従事し、特に地方部では人口の74%(2020年)が農業により収入を得ている。農業省は2008年から「グリーンモロッコ計画」により農業インフラの整備を中心とした支援を行い、現在は後継の国家政策「グリーンジェネレーション 2020-2030」が進行中で、小中規模農家の強化と若手の農業起業家の育成、農家の組織化、農業の持続性確保等に重点を置いた支援を推し進めている。2024年から開始予定の技術協力プロジェクト「市場志向型農業による小規模農家収入向上プロジェクト」のパイロットサイトとしてケニフラ県が予定されており、配属先としても地域農家の組織化と収入向上を目的として市場志向型農業の導入を模索するべく、今回の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先責任者や同僚と協議しながら以下の活動を行う。
1. 任地の農家や農家グループの現状やニーズ調査を行う。
2. 農家の収入向上、組織化やグループの強化を促すべく、SHEP(市場志向型農業振興)アプローチを農家(グループ)に紹介する。
3. グループの組織化・強化、栽培作物や加工に関する情報提供や助言を農家(グループ)に行う。
4. 必要に応じて、上記プロジェクト関係者との情報共有、連携した活動を模索する。
※ケニフラ県の特産品・・リンゴ、アーモンド、小麦、豆類(レンズ豆、ひよこ豆)など
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
執務室(インターネット環境なし)、パソコン
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先責任者】センター長(女性・30代後半)
【配属先同僚】指導員2名(女性・20代と50代)
【活動対象者】地域農家、農家グループ(男女)
(センターが管轄する地域の農民数約1万人、グループ数約70)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:安全対策上
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・地域社会を対象とする活動の経験
・グループ活動や組織運営の経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・任地はベルベル語の地域となるが、現地語学訓練ではモロッコ方言アラビア語を学ぶ(配属先の要望)。
・居住地は任地Ben Khlilから5kmほど離れたTighssaline(交通手段はグランタクシー)を予定。
・農業普及公団のホームページ:http://www.onca.gov.ma/