要請番号(JL46923B10)
募集終了
2代目
・2024/2 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
連帯・社会統合・家族省
2)配属機関名(日本語)
国民共済事業団 マラケシュ・サフィ地方調整局
3)任地( マラケシュ県マラケシュ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
国民共済事業団は、生活困窮者、DV被害を受けている女性、孤児、高齢者、障がい者など、社会生活を送るうえで困難を抱える人々の保護や支援をとおして、裨益者の地域社会への再参加、ならびに生活の自立・再建を促すことを目的に設立された公的事業団体である。その事業の主な柱のうちの一つである職業訓練事業は、学業中退者や経済的事情により教育を受けられなかった若者や女性を対象に、地域NPOと連携して職業訓練の場を提供し、就労に移行させるための技術指導を行っている。配属先の県支局は県内に複数ヶ所ある職業訓練センターを統括管理しており、訓練分野には情報技術、料理、裁縫、美容、自動車整備、電気設備などのコースがある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
モロッコでは年々美容やエステティック分野への関心が高まっており、美容師やエステティシャンの需要が増してきているが、美容技術を幅広く身に着けた人材が足りていない現状がある。同支局には2018年1月からJICA海外協力隊の美容師隊員が派遣され、県内複数個所の職業訓練センターで技術指導を実施しており、配属先やセンターから高い評価を得ている。同隊員の活動は着実に定着がなされているが、引き続き県内の職業訓練校での指導が嘱望されており、後任の要請に至った。変化が進む美容業界での経験を活かし、講師と協力しつつ訓練生の美容知識・技術レベル、就職率の向上を目指し、講義内容の改善に携わる取り組みが求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
県内にある訓練校(1~3校)にて、講師・訓練生の技術レベル向上及び訓練生の就職率向上を目的に、担当講師と共に以下の活動を行う。
1. 美容技術一般(カット、カラーリング、パーマ、メイク、ネイル、マッサージ等)の実技・座学の講座
2. 講師・訓練生向けの教材の作成
3. 接客技法の向上
4. 可能な範囲で訓練生への進路支援
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
美容・理容器具一般(美容ハサミ、ドライヤー、髪留め用コーム、洗髪台、ヘアブラシ、霧吹き、マッサージ台等)、講習室(整髪・美容・マッサージ・座学)
4)配属先同僚及び活動対象者
県支局長(男性/50代)
職業訓練校講師2~3名(女性/40代)
訓練生(男女/主に20代)20~30名
講師、訓練生の数は活動先によって異なる
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
フランス語(レベル:D)又は英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(美容師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒) 備考:学生の指導に必要なため
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:即戦力として係わるため
(指導経験)2年以上 備考:講師の指導に必要なため
[参考情報]:
・エステ技術の知識・経験があればなおよい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
コミュニケーションにおいてフランス語を苦手とする訓練生も少なくないため、講義・実習では主に現地語(モロッコ方言アラビア語)が用いられている。隊員は赴任後に現地語の語学研修を受講し、最低限基本的なやりとりができるようになることが求められる。