要請番号(JL46925B08)
募集終了
11代目
| ・2026/2 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
高等教育・科学研究・イノベーション省
2)配属機関名(日本語)
シディ・モハメッド・ベン・アブドゥッラ大学
3)任地( フェズ県フェズ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属機関である大学は1970年に設立された全国に12ある国立大学の1つであり、フェズ市及びタザ市に4つのキャンパスを有する総合大学である(8学部、4機関、学生数約9万5千名、教員数約1,700名、職員数約700名)。日本語講座が開講されるキャンパス(Dhar El Mahraz)には文学・人間科学部の他、法学・経済・社会科学、理学部が設置されている。文学・人間科学部には、仏語、英語、西語、ドイツ語やアラビア語の語学・文学、イスラム学、史学、地理学、哲学、社会学、心理学の11の学科及び修士・博士課程がある。日本語は学生向けの公開講座(単位の対象外)の位置付けとなる。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同大学では2005年より日本語教育の隊員派遣(長期・短期)を行っており、2025年8月現在、同要請の前任である10代目の隊員が活動中である。同隊員は2025年1月より同大学の学生を対象に日本語の公開講座(6クラス約100名)を担当している。単位の対象とならない講座となるが、漫画やアニメなどを入口として日本文化や日本語に興味を持つ学生は多く、毎年定員を超える新規の受講希望者がある。また同大学は、学生が日本語や日本文化の学習、習得を通して、将来的には日本への留学やモロッコの日系企業への就職に繋げることに高い期待を寄せていることから、継続した日本語教育支援のための隊員が要請された。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属機関である大学の文学部教授や同僚と協議した以下の活動が期待されている。現時点でモロッコ人の日本語講師はいないため、隊員が講座の運営・実施を担当する。
1. 日本語講座の運営を行う(受講者の募集、クラス編成、試験・成績付け等の事務全般を含む)。
2. 日本語講座の授業を実施する(週6コマ12時間程度、レベルは初級程度、各年の状況により変更あり)。
3. 日本文化理解向上のためのイベントの企画と実施を行う。
4. 他の日本語教育隊員やモロッコ人日本語関係者(支援団体)と協力し、日本語能力試験(JLPT)や日本語スピーチコンテストの実施を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
日本語専用教室、CDプレイヤー、『みんなの日本語初級Ⅰ、Ⅱ』(副教材あり)、日本語能力試験の対策教材
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先責任者】 文学・人間科学部長(男性・50代)
【配属先同僚】 文学・人間科学部の事務スタッフ
【活動対象者】 日本語講座の受講学生(約100名)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(日本語教育に関する資格)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)教育学 備考:高等教育機関で指導するため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づいた指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・現地語(モロッコ方言アラビア語)については、現地訓練期間に語学研修を行う。
