要請番号(JL46925B12)
募集終了
| ・2026/1 ・2026/2 ・2027/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育・就学前教育・スポーツ省
2)配属機関名(日本語)
クーリブガ県教育局
3)任地( クーリブガ県クーリブガ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属機関は県内の就学前、初等および中等教育機関(県内の小学校124校、中学校 39校、高等学校19校)の運営全般に関する監督機関として、運営指導、カリキュラムの策定、教育統計の作成、教職員の人事管理や研修等を行っている。 就学前の教室は小学校内に増設されており、県局管内の教室は46教室に約1000名の児童が通学しており就学前教育の教員数は約50名。
【要請概要】
1)要請理由・背景
国民教育省は、「教育の機会均等」を優先課題の1つとして掲げており、就学前教育の就学率向上を推進している。同省は、ユニセフの協力を得て2018年から「就学前教育の一般化と開発のための国家プログラム」を始動し、就学前教育(4~5歳)の教室数の拡充(2017年:37,298→2020年:50,892)とともに、カリキュラムの改訂(アラビア語の読み書きの準備活動、想像力・表現力の発達、感覚運動、初歩的な芸術活動など)やガイドブックや研修キットの作成など行い、教育の質向上の取り組みも進めている。一方、現在、就学前教育の教員養成プログラムはなく、民間の組織に授業(教員派遣)を委託している状況であり、教員の持つ知識や技術にも課題がある。このような背景において、日本の就学前教育や教育手法の紹介や導入を行う隊員が要請された。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
市内の就学前教室を巡回した以下の活動が期待されている。
1. 指導計画に基づいた教育活動を教員とともに実施し、また児童の想像力、表現力や自発性を促進する活動を提案する。
2. 就学前教室の教員に対する講習会の実施を支援する(遊びを通した学び、情操教育の概念など)。
3. 保護者に対して就学前教育の理解促進を目的とした勉強会や学習発表会等の企画と実施を支援する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
教室、黒板、チョーク、簡単な遊具や教具
4)配属先同僚及び活動対象者
【配属先同僚】 教務課の課長(男性・50代)および就学前教育担当(女性・40代)
【活動先同僚/活動対象者】 就学前教室の教員、関係する民間組織の関係者
【活動対象者】 4~5歳の幼児、クラス当りの幼児数15~30名
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
アラビア語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(幼稚園教諭)
(保育士)
[性別]:(女性) 備考:教員のほとんどが女性のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教員等への助言を行うため
[参考情報]:
・幼稚園教諭、保育士いずれかの免許必須
・保育士の場合、幼児経験があること
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(地中海性気候) 気温:(0~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・現地語(モロッコ方言アラビア語)については、現地訓練期間に語学研修を行う。
