2025年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL46925B16)
募集終了

国名
モロッコ
職種コード 職種
G159 数学教育
年齢制限
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2026/1 ・2026/2 ・2027/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国民教育・就学前教育・スポーツ省

2)配属機関名(日本語)

カサブランカ・セタット地方教員養成センター/エルジャディダ県センター

3)任地( エルジャディダ県エルジャディダ市 ) JICA事務所の所在地( ラバト県ラバト市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 鉄道 で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属機関は国内の各地方に設置されている教員養成施設のうちカサブランカにある本校の分校として、県内の小学校、中学校および高等学校の教職員の養成と現職教員に対する研修施設の役割を担っており、講師数約50名、学生数850名の規模である。入学資格は学士(バカロレア+3年)以上、45歳未満の者であり、養成期間2年間のうち、1年目がセンターでの講義受講、2年目が現場での教育実習というプログラム構成で開講期間は12月~7月。同センターには2014年から2019年まで2名の「小学校教育」(シニア隊員)を派遣した経緯があり、2025年8月現在、ICT教育の推進を目的としたPCインストラクター隊員が活動中。

【要請概要】

1)要請理由・背景

モロッコにおける初等教育の就学率はほぼ100%(2019~20年度)に達しているが、留年率・退学率は依然として高く、学習到達度の低さ、都市部と地方部の格差など公的教育の質の低さが課題となっている。また、同程度の経済水準の国と比較しても児童の算数における学習到達度が低いことが確認されており(国際数学・理科教育動向調査2019年では小学校算数の学習到達度は58ヶ国中54位)、同国の算数科を含む教育の質の改善は重要な開発課題となっている。同センターは、現在派遣中の隊員を含めた隊員の活動を高く評価しており、算数科の質の向上を目的とした隊員が要請された。

2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)

教員養成課程の小学校の算数科および中学校で数学を担当する教授ともに教員養成校の学生を対象とした以下の活動が期待されている。
1. 同僚講師と共に算数(小学校課程)・数学(中学校課程)の授業を行い、授業内容の改善に対する支援を行う。
2.効果的な教材の開発、作成方法、使用に関する助言を行う。
3. 日本式教育の紹介と実践の指導を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室、黒板

4)配属先同僚及び活動対象者

【配属先責任者】 教員養成校長(女性・50代)
【配属先同僚】 算数・数学担当講師5名(男性・30~50代)
【活動対象者】 中等教育教員養成課程学生約820名(20~30代)
研修中の幹部

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

アラビア語

7)選考指定言語

英語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(中学校又は高等学校教諭(数学))
    (小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒)教育学 備考:指導対象が教員養成校の学生のため

[経験]:(実務経験)10年以上 備考:指導対象が教員養成校の学生のため

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(地中海性気候) 気温:(5~40℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(安定)

[水道]:(安定)

【特記事項】

・現地語(モロッコ方言アラビア語)については、現地訓練期間に語学研修を行う。